6月12日のウエスタン・阪神戦で、ソフトバンクのリチャードが走塁放棄をしたとの判断で、アウトになった。このプレーにはSNSなどで批判の声が相次いだが、このたびリチャード自身がTwitterで釈明。そして同球団の先輩・石川柊太が後輩を擁護した。
初回無死満塁のチャンスで打順が回ってきたリチャードは、レフト後方へ飛球を上げた。左翼を守っていた前川右京はフェンスに激突しながらも、キャッチを試みる。捕球したように思われた打球に、リチャードは一塁ベースへ到達後、自らベンチへ引き上げた。
だがこの時、前川はグローブからボールをこぼしていたのだ。その後、場内アナウンスで「ただいまのレフトへの飛球はノーキャッチ。ボールデッドになりましたが、リチャード選手が一塁に来ていませんでしたので、走塁放棄でリチャード選手をアウト。1アウト二塁、三塁で試合を再開します」と審判は説明した。
この一件で、球場に足を運んだファンを含めインターネット上が騒然となった。リチャードは試合後、自身のTwitterで「さすがニュースとかで誤解招いてるんでツイートします!」(原文ママ)と言い、以下のように事の顛末を明かした。
「レフトに打ちます!僕は走って前のランナー見てたんで打球は見てません。ジャッジわからなかったので一塁審判さんに『アウトですか?』って聞きました。そしたら一塁審判さんが『キャッチアウトです』って言ったので僕は『はい』って言って帰ります!」
「そしたら帰り道で球審の西沢さんが『ノーキャッチだよ?』と言ってきたので、え??ってなって慌てて戻ったんですけどアウトになりました」
そして「ツイートってこんな感じでやっていいんですかね?何も言わない方が良かった?賛否両論ですけど、文句を言ったりけなしたりSNSではそういうのはやめましょうね!」とツイートした。
同投稿を目にし反応した一人が石川で、「批判は受け入れる。誹謗中傷は報告」と助言したうえで、「真実を語るのは野暮な場合もある。知らない方がエンタメとしては面白い事もあるだろうし。私も、今年だけでも真実と違うことで評価が下がってることなんか何個もある」と続けた。
そんな先輩の気遣いにリチャードは、「なるほど。今日のケースはエンタメの方のケースですか?」と尋ねた。石川は「真実を語るケース。俺もリチャードなにしとんやと思ったから笑」と返答。
走塁放棄と判断された22歳は、「ですよね。そうなりますよね」と納得し、「僕もバスでリチャードニュースなってるぞって見たらえっ?てなったんでツイートしちゃいました」と綴った。
実際に何が起きていたか知らずに批判していたファンに対して、真実を激白したリチャード。兎にも角にも、石川が懸念するような選手への誹謗中傷は決してあってはならない。
構成●THE DIGEST編集部
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初回無死満塁のチャンスで打順が回ってきたリチャードは、レフト後方へ飛球を上げた。左翼を守っていた前川右京はフェンスに激突しながらも、キャッチを試みる。捕球したように思われた打球に、リチャードは一塁ベースへ到達後、自らベンチへ引き上げた。
だがこの時、前川はグローブからボールをこぼしていたのだ。その後、場内アナウンスで「ただいまのレフトへの飛球はノーキャッチ。ボールデッドになりましたが、リチャード選手が一塁に来ていませんでしたので、走塁放棄でリチャード選手をアウト。1アウト二塁、三塁で試合を再開します」と審判は説明した。
この一件で、球場に足を運んだファンを含めインターネット上が騒然となった。リチャードは試合後、自身のTwitterで「さすがニュースとかで誤解招いてるんでツイートします!」(原文ママ)と言い、以下のように事の顛末を明かした。
「レフトに打ちます!僕は走って前のランナー見てたんで打球は見てません。ジャッジわからなかったので一塁審判さんに『アウトですか?』って聞きました。そしたら一塁審判さんが『キャッチアウトです』って言ったので僕は『はい』って言って帰ります!」
「そしたら帰り道で球審の西沢さんが『ノーキャッチだよ?』と言ってきたので、え??ってなって慌てて戻ったんですけどアウトになりました」
そして「ツイートってこんな感じでやっていいんですかね?何も言わない方が良かった?賛否両論ですけど、文句を言ったりけなしたりSNSではそういうのはやめましょうね!」とツイートした。
同投稿を目にし反応した一人が石川で、「批判は受け入れる。誹謗中傷は報告」と助言したうえで、「真実を語るのは野暮な場合もある。知らない方がエンタメとしては面白い事もあるだろうし。私も、今年だけでも真実と違うことで評価が下がってることなんか何個もある」と続けた。
そんな先輩の気遣いにリチャードは、「なるほど。今日のケースはエンタメの方のケースですか?」と尋ねた。石川は「真実を語るケース。俺もリチャードなにしとんやと思ったから笑」と返答。
走塁放棄と判断された22歳は、「ですよね。そうなりますよね」と納得し、「僕もバスでリチャードニュースなってるぞって見たらえっ?てなったんでツイートしちゃいました」と綴った。
実際に何が起きていたか知らずに批判していたファンに対して、真実を激白したリチャード。兎にも角にも、石川が懸念するような選手への誹謗中傷は決してあってはならない。
構成●THE DIGEST編集部
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