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MLB

9回2死の土壇場でトラウト敬遠→大谷翔平と勝負。マリナーズ指揮官は「一か八かの勝負もしなければ」と舞台裏を回顧

THE DIGEST編集部

2022.06.27

奮闘もむなしく最後の打者となってしまった大谷(左)の最終打席について、敵将のサーバイス監督(右)が振り返っている。(C)Getty Images

奮闘もむなしく最後の打者となってしまった大谷(左)の最終打席について、敵将のサーバイス監督(右)が振り返っている。(C)Getty Images

 土壇場での決断を敵将が振り返った。

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 現地時間6月25日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれたシアトル・マリナーズ戦に「3番・DH」でスタメン出場。3試合ぶりの16号ソロを含む4打数1安打1打点、1四球と活躍したものの、チームは3対5で敗れ、前日に続く2連敗を喫した。

 9回2死二塁の場面では、前打者マイク・トラウトが申告敬遠され、第5打席を迎えた大谷。一発出れば逆転サヨナラという土壇場で勝負を挑まれたが、5番手エリック・スワンソンに惜しくもライトフライと凡退し、奮闘もむなしくラストバッターとなってしまった。
 
 試合後、マリナーズの指揮を執るスコット・サーバイス監督は、この大谷に勝負を掛けたシーンについて「教科書どおりのプレーではなかった」と回想。さらに「ビクビクしながらプレーはできない。時には、一か八かの勝負をしなければならないこともある」と話している。

 そして「オオタニという偉大な打者が出てくるのはわかっていた」と続けたサーバイス監督は、最終的な結果には、「ハードな当たりだったが、幸運にも打球をキャッチできた」とコメント。「繰り返すが、そういうことも含めて、一か八かを賭けないといけないときがあるんだ」と強調した。

 なお、エンジェルスはマリナーズを入れ替わる形で、アメリカン・リーグ西地区の4位に転落。首位ヒューストン・アストロズとは12.5ゲーム差と離され、大きく水をあけられてしまっている。

構成●THE DIGEST編集部

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