7月8日に6月の月間MVPが発表されるのを前に、投打各部門の月間トップ3を紹介する。今回はパ・リーグ編だ。
【野手部門】
●OPS ※60打席以上
1位 グラシアル(ソフトバンク) .937
2位 杉本裕太郎(オリックス) .902
3位 山川穂高(西武) .889
1位のグラシアルは月間出塁率.400がリーグベストで、長打率.537も3位。3・4月はOPS.410と大不振に陥っていた杉本だったが、交流戦では首位打者にも輝き、6月のOPSは昨季並と復調した。また、規定には3打席足りないながら、ベテラン栗山巧(西武)も.911と絶好調で、打率も.353の高さだった。3位の山川は打率.211にもかかわらず、900近いOPSを記録したのは驚異のひと言。
●打率 ※60打席以上
1位 グラシアル(ソフトバンク) .333
2位 銀次(楽天) .311
3位 中川圭太(オリックス).309
1ヵ月の短いスパンでも、3割打者はリーグでわずか5人だけ。歴史的な投高打低が続く状況で、グラシアルは2ヵ月、銀次は3ヵ月続けて一流打者の基準を超えた。中川は新人だった2019年と同様に、交流戦で打率.339と強さを発揮。一方、3・4月の月間MVPだった西川遥輝(楽天)は5月に続き1割台(.184)に沈んだ。
●安打
1位 野村佑希(日本ハム) 23
2位 宗佑磨(オリックス) 22
2位 杉本裕太郎(オリックス) 22
2位 浅村栄斗(楽天) 22
2位 松本剛(日本ハム) 22
2位 福田周平(オリックス) 22
6人が3傑入りする団子状態に。1位の野村は6月の二塁打8本、宗は単打21本がリーグ最多。浅村は誰よりも多い月間13四球を獲得しながら、コンスタントに安打も積み重ねた。前月までの2ヵ月連続1位から松本が陥落も、いまだにシーズン最多安打は断トツで快走中だ。3人をランキングに送り出したオリックスは、チーム別でもリーグ最多の186安打を放った。
●本塁打
1位 山川穂高(西武) 7
2位 杉本裕太郎(オリックス) 5
2位 浅村栄斗(楽天) 5
山川は月間15安打のうち7本が柵越えで、開幕から3ヵ月続けてトップの座を譲らず。6月26日の西武戦では日本人最速で通算200号に到達し、2位の浅村に10本以上の差をつけてキングの座をひた走っている。だが、月間MVPは安打・本塁打・打点の3部門でトップ3に入り、打率も.282(15位)の杉本の方が有力かもしれない。
●打点
1位 中村将吾(ロッテ) 15
1位 杉本裕太郎(オリックス) 15
1位 レアード(ロッテ) 15
3人がトップで並ぶ中、ロッテは主に3番を務める中村と、5番のレアードがランクイン。特にレアードは14安打を上回る15打点を稼ぎ、6月は打線全体がリーグ最多の73得点を記録した。なお、2人にはさまれた4番の安田尚憲は8打点(11位タイ)。対照的にソフトバンクは6月の首位打者グラシアルが5打点、5月に最多の23打点を叩き出した柳田悠岐も8打点にとどまり、打線はリーグワーストタイの57得点と停滞した。
●盗塁
1位 髙部瑛斗(ロッテ) 10
2位 荻野貴司(ロッテ) 5
3位 淺間大基(日本ハム) 4
月間ダントツの数を積み上げた髙部は盗塁王争いでも独走。逆にタイトル争いでは2位の松本剛(日本ハム)と3位の西川遥輝(楽天)は2盗塁のみしか増やせなかった。トップ2を占めたロッテは、チーム全体で2位に倍差の28盗塁を成功させて得点増につなげた。
【野手部門】
●OPS ※60打席以上
1位 グラシアル(ソフトバンク) .937
2位 杉本裕太郎(オリックス) .902
3位 山川穂高(西武) .889
1位のグラシアルは月間出塁率.400がリーグベストで、長打率.537も3位。3・4月はOPS.410と大不振に陥っていた杉本だったが、交流戦では首位打者にも輝き、6月のOPSは昨季並と復調した。また、規定には3打席足りないながら、ベテラン栗山巧(西武)も.911と絶好調で、打率も.353の高さだった。3位の山川は打率.211にもかかわらず、900近いOPSを記録したのは驚異のひと言。
●打率 ※60打席以上
1位 グラシアル(ソフトバンク) .333
2位 銀次(楽天) .311
3位 中川圭太(オリックス).309
1ヵ月の短いスパンでも、3割打者はリーグでわずか5人だけ。歴史的な投高打低が続く状況で、グラシアルは2ヵ月、銀次は3ヵ月続けて一流打者の基準を超えた。中川は新人だった2019年と同様に、交流戦で打率.339と強さを発揮。一方、3・4月の月間MVPだった西川遥輝(楽天)は5月に続き1割台(.184)に沈んだ。
●安打
1位 野村佑希(日本ハム) 23
2位 宗佑磨(オリックス) 22
2位 杉本裕太郎(オリックス) 22
2位 浅村栄斗(楽天) 22
2位 松本剛(日本ハム) 22
2位 福田周平(オリックス) 22
6人が3傑入りする団子状態に。1位の野村は6月の二塁打8本、宗は単打21本がリーグ最多。浅村は誰よりも多い月間13四球を獲得しながら、コンスタントに安打も積み重ねた。前月までの2ヵ月連続1位から松本が陥落も、いまだにシーズン最多安打は断トツで快走中だ。3人をランキングに送り出したオリックスは、チーム別でもリーグ最多の186安打を放った。
●本塁打
1位 山川穂高(西武) 7
2位 杉本裕太郎(オリックス) 5
2位 浅村栄斗(楽天) 5
山川は月間15安打のうち7本が柵越えで、開幕から3ヵ月続けてトップの座を譲らず。6月26日の西武戦では日本人最速で通算200号に到達し、2位の浅村に10本以上の差をつけてキングの座をひた走っている。だが、月間MVPは安打・本塁打・打点の3部門でトップ3に入り、打率も.282(15位)の杉本の方が有力かもしれない。
●打点
1位 中村将吾(ロッテ) 15
1位 杉本裕太郎(オリックス) 15
1位 レアード(ロッテ) 15
3人がトップで並ぶ中、ロッテは主に3番を務める中村と、5番のレアードがランクイン。特にレアードは14安打を上回る15打点を稼ぎ、6月は打線全体がリーグ最多の73得点を記録した。なお、2人にはさまれた4番の安田尚憲は8打点(11位タイ)。対照的にソフトバンクは6月の首位打者グラシアルが5打点、5月に最多の23打点を叩き出した柳田悠岐も8打点にとどまり、打線はリーグワーストタイの57得点と停滞した。
●盗塁
1位 髙部瑛斗(ロッテ) 10
2位 荻野貴司(ロッテ) 5
3位 淺間大基(日本ハム) 4
月間ダントツの数を積み上げた髙部は盗塁王争いでも独走。逆にタイトル争いでは2位の松本剛(日本ハム)と3位の西川遥輝(楽天)は2盗塁のみしか増やせなかった。トップ2を占めたロッテは、チーム全体で2位に倍差の28盗塁を成功させて得点増につなげた。
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