現地時間7月6日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、敵地で行なわれているマイアミ・マーリンズ戦に「3番・DH兼投手」で先発。開幕から14登板連続の投打同時出場となった一戦、7回(100球)自責点ゼロ、被安打2、10奪三振と好投し、勝ち投手の権利を持って降板した。
直近21回2/3無失点と文字通り絶好調だった「投手・大谷」は、この日は初回からマーリンズ打線につかまってしまう。先頭打者を味方野手のエラーで出塁させると、続くジョーイ・ウェンドルに二塁打を打たれて無死二、三塁のピンチを招くと、ギャレット・クーパーの犠牲フライで早々に先制点を取られてしmった。
初回を何とか1失点で抑えた大谷は、2回も1死から2者連続ヒットで、1死一、二塁のピンチを招く。だが、ここは後続を打たせて取って無失点で切り抜けるも、マウンド上で背番号17が首を傾げながら投げ込む様子が目立った。
6連勝中のマーリンズの勢いにおされたエンジェルスは、相手先発トレバー・ロジャースに4回までわずか1安打と封じられてしまう。味方打線の援護を得られないなかで、大谷は徐々にギアを上げていく。3回、4回は4三振を含んだ三者凡退に抑えて、立ち直りを見せる。
すると、大谷はバットで自らを援護する。5回にロジャースを捉えたチームが押し出しの死球で同点として2死満塁で打席に入った背番号17は、カウント2-2から外角高めへの4シームを軽打。見事にレフト前に流し打って逆転の2点タイムリーを放ったのだ。
外野に抜けた瞬間に「ヨッシャーッ!」と拳をかかげた大谷。これぞ二刀流戦士にしか出来ない仕事を、見事に緊張感のある場面でやってのけた偉才はマウンド上でも躍動する。
5回にこの日最速となる101マイル(約162.5キロ)の4シームを投げ込んだ背番号17は同回も3人で切って取ると、続く6回も三者凡退に抑え、2回2死から14者連続で打ち取る圧倒的なピッチングを披露。追いすがろうとするマーリンズ打線につけ入る隙を与えなかった。
エースの好投に味方打線も応える。7回にテイラー・ウォードのタイムリーなどで2点を加点。これで試合の流れを大きく手繰り寄せると、ダメ押し点をもらった大谷も危なげない投球を見せる。7回は2死一、二塁と久々のピンチを招くも、代打のニック・フォルテスを86.1マイル(約138.5キロ)のスライダーで三球三振に切って取り難を逃れた。
結局、7回を投げ切ったところで「投手・大谷」はお役御免。序盤に1失点を喫したが、以降は完璧に立ち直り、終わってみれば、3試合連続の二桁奪三振をマーク。打っても逆転タイムリーを放つなど躍動し、二刀流戦士としての本領発揮となる出色のパフォーマンスには、脱帽するばかりだ。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】検証:大谷翔平が本塁打を打った“通算100試合”でエンジェルスは何勝した? 「なおエ」が席巻した2021年はまさかの…<SLUGGER>
【関連記事】大谷翔平のMVP獲得に米記者が独自見解。「多くの人が“落ち目だ”と考えるような年」でも“可能性”が消えない理由
【関連記事】60本ペースで打ちまくるジャッジのMVP獲得論に待った! 米メディアが「断言するのは早すぎる」と大谷翔平に太鼓判
直近21回2/3無失点と文字通り絶好調だった「投手・大谷」は、この日は初回からマーリンズ打線につかまってしまう。先頭打者を味方野手のエラーで出塁させると、続くジョーイ・ウェンドルに二塁打を打たれて無死二、三塁のピンチを招くと、ギャレット・クーパーの犠牲フライで早々に先制点を取られてしmった。
初回を何とか1失点で抑えた大谷は、2回も1死から2者連続ヒットで、1死一、二塁のピンチを招く。だが、ここは後続を打たせて取って無失点で切り抜けるも、マウンド上で背番号17が首を傾げながら投げ込む様子が目立った。
6連勝中のマーリンズの勢いにおされたエンジェルスは、相手先発トレバー・ロジャースに4回までわずか1安打と封じられてしまう。味方打線の援護を得られないなかで、大谷は徐々にギアを上げていく。3回、4回は4三振を含んだ三者凡退に抑えて、立ち直りを見せる。
すると、大谷はバットで自らを援護する。5回にロジャースを捉えたチームが押し出しの死球で同点として2死満塁で打席に入った背番号17は、カウント2-2から外角高めへの4シームを軽打。見事にレフト前に流し打って逆転の2点タイムリーを放ったのだ。
外野に抜けた瞬間に「ヨッシャーッ!」と拳をかかげた大谷。これぞ二刀流戦士にしか出来ない仕事を、見事に緊張感のある場面でやってのけた偉才はマウンド上でも躍動する。
5回にこの日最速となる101マイル(約162.5キロ)の4シームを投げ込んだ背番号17は同回も3人で切って取ると、続く6回も三者凡退に抑え、2回2死から14者連続で打ち取る圧倒的なピッチングを披露。追いすがろうとするマーリンズ打線につけ入る隙を与えなかった。
エースの好投に味方打線も応える。7回にテイラー・ウォードのタイムリーなどで2点を加点。これで試合の流れを大きく手繰り寄せると、ダメ押し点をもらった大谷も危なげない投球を見せる。7回は2死一、二塁と久々のピンチを招くも、代打のニック・フォルテスを86.1マイル(約138.5キロ)のスライダーで三球三振に切って取り難を逃れた。
結局、7回を投げ切ったところで「投手・大谷」はお役御免。序盤に1失点を喫したが、以降は完璧に立ち直り、終わってみれば、3試合連続の二桁奪三振をマーク。打っても逆転タイムリーを放つなど躍動し、二刀流戦士としての本領発揮となる出色のパフォーマンスには、脱帽するばかりだ。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】検証:大谷翔平が本塁打を打った“通算100試合”でエンジェルスは何勝した? 「なおエ」が席巻した2021年はまさかの…<SLUGGER>
【関連記事】大谷翔平のMVP獲得に米記者が独自見解。「多くの人が“落ち目だ”と考えるような年」でも“可能性”が消えない理由
【関連記事】60本ペースで打ちまくるジャッジのMVP獲得論に待った! 米メディアが「断言するのは早すぎる」と大谷翔平に太鼓判