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MLB

大谷翔平をサイ・ヤング賞有力候補に推す声も! 驚異的な投球内容に「リストのトップになるはずだ」と米メディア主張

THE DIGEST編集部

2022.07.11

サイ・ヤング賞候補にも名前が挙がった大谷。今季もさらに勲章を増やせるか。(C) Getty Images

サイ・ヤング賞候補にも名前が挙がった大谷。今季もさらに勲章を増やせるか。(C) Getty Images

 MVPを獲得した昨年以上に、投打で圧巻のパフォーマンスを繰り広げているロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平。本格的な夏を目の前にし、再びMLBの話題をさらっている。

 現地時間10日には、昨年に続いてのオールスターゲーム、投打同時選出となったことが発表された。2年連続、「二刀流」での出場が決定的となるなど、今季も試合を重ねるごとにスケールの違いを示し続けている。

 今シーズンの大谷は、バッティングもさることながら、特に投手成績が際立っている。
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 先月から続いている5連勝を含めすでに8勝を記録、昨年の勝ち数である「9」まであと一つと迫っており、ここ4試合は自責点0という驚異的な投球内容だ。さらに、規定投球回未達ながらも奪三振はア・リーグ5位の111個に上る。

 また大谷は、現地時間6月9日のボストン・レッドソックス戦から5度の登板すべてを白星に結び付けてきた中で、そのうち4度、チームの連敗をストップさせている。ここ10試合が2勝8敗と再び泥沼から抜け出せずにいるエンジェルスは、大谷の先発登板での2つの勝利以外、黒星を喫しているだけに、数字以上にそのマウンド姿が力強さを印象付けている。

 まさに孤軍奮闘ともいえるピッチングを繰り広げている大谷翔平に対し、海外メディアでは大谷を米球界の投手にとって最高の権威ある、サイ・ヤング賞の候補に推す声も出てきている。

 米ニュースサイト『CRUMPE』では「オオタニの注目すべき点として4試合連続で自責点0を記録したことだ。このような活躍は、サイ・ヤングレースで勢いをつけるのに重要な要素となる」と、大谷の最近の投球内容を評している。

 その上で「オオタニからは、なにか魔力のようなものを感じる。もし、人々がサプライズを起こせる選手を探しているなら、エンジェルスの右腕はリストのトップになるはずだ」と、受賞候補として相応しいと主張。同メディアは他にも「サイ・ヤング賞はその主観的な要素から、予想が難しい賞の一つである」と、賞の特性についても述べている。

 大谷の次の登板は7月13日、本拠地で行なわれるヒューストン・アストロズ戦での先発がすでに発表されている。オールスター前、最後の先発マウンドで、首位を走るアストロズ打線を封じ込めることができれば、さらに「勲章」へと近づくことができるはずだ。チームの苦境を救う背番号17の快投が見られるか、期待が高まる。

構成●THE DIGEST編集部
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