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「100年に一度の偉大さが無駄に」大谷翔平&トラウトを活かせないエンジェルスの“大不振”に米メディアが辛辣批判!

THE DIGEST編集部

2022.07.14

大谷(右)とトラウト(左)のふたりを活かしきれずにいるエンジェルス。そのチーム成績に米メディアが辛辣な言葉を送った。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスが大不振に陥っている。

 もっともスタートダッシュは最高だった。投打のバランスががっちりとかみ合い、最大で貯金は11にまで増やした。一時は首位にも立ったが、開幕から1か月を過ぎたあたりからエンジェルスの歯車は徐々に狂い始めた。

 現地時間7月12日時点で38勝50敗と大きく負け越し……。勝率は.432なのだが、昨季に同じ88試合を終えた段階での勝率が.500だったことをふまえても、誰の目にも明らかなスランプ状態にある。

 目下5連敗中で、ヒューストン・アストロズとも20ゲーム差の4位に沈むエンジェルスは、8年ぶりのプレーオフ進出に向けて厳しい立場にあると言っていい。大谷翔平とマイク・トラウトというMVP受賞歴を持つスタープレーヤーを活かしきれていない現状には、米メディアからも辛辣な声が上がっている。

 米放送局『FOX Sports』は、「100年に一度といっても過言ではないスポーツ界の偉大な存在が無駄にされている」と断言。さらにエンジェルスについて「近代野球史上最高の選手2人で成り立っているチームだ」としたうえで、トラウトを「史上最も偉大な選手」、大谷を「二刀流のスーパースターで、前代未聞の存在」とそれぞれ表現。そして、こう辛辣なメッセージを発信した。
 
「トラウトとオオタニがいるにもかかわらず、エンジェルスは問題を解決しないまま、悪臭を放ち続けている。現代最高の選手をふたりも有しながら無駄にし、驚くべき無益な活動を続けているのだ。さらに最悪なのは、MLBがプレーオフの出場枠を拡大し続けている時期の成績だということだ」

 さらに「スポーツ界最大のスターが荒野に張りつけられているように見える。もはやアメリカの大半が彼らのシーズン後の話をし始めている」と独特な表現で、エンジェルスの苦境を評した同メディアは、端的な言葉でレポートを締めくくっている。

「スポーツの面では、残念でしかない無駄だ」

 もはや風前の灯火になりつつあるエンジェルスのプレーオフ進出。ここから少しでもいい形でシーズンを終えてもらいたいものだが、その活路は現時点では見えていない。

構成●THE DIGEST編集部

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