村上宗隆(ヤクルト)が有言実行の一発を披露した。
ヤクルトは、7月13日までに選手、スタッフ計28人が新型コロナウイルスに感染という不測の事態が起きた。だが22歳の若き主砲は、「一致団結してやることで力は大きくなる。その中心に僕がいることは自覚している。チームを勝たせられるような打撃をしたい」と意気込んでいた。
【動画】有言実行の一発!ヤクルトの若き主砲・村上の30号をチェック
雨天による延期も重なり、実に5日ぶりの試合となったこの日、村上は敵地で行なわれた中日戦の初回、自身の言葉どおりキング独走となる30号を記録し、チームを盛り上げた。
2死一塁で打席に立った4番は、ボールカウント1-2とした4球目、小笠原慎之介の148キロのストレートをジャストミート。高々と舞い上がった打球は、センターの頭上を越えてスタンドに飛び込み、2点を先制した。
先月29日の広島戦以来、2週間ぶりのアーチを描いた若き主砲の圧巻弾にDAZNで解説を務めた鹿島忠さんは「まぁ一振りで仕留めましたね」と称賛したうえで、「ちょっと高くて角度的にはいくような角度ではない」と舌を巻いた。そして同放送局は公式Twitterで、「自覚十分。村上宗隆が有言実行の一発」と同シーンを、動画を添えて紹介している。
山田哲人や塩見泰隆ら主力が抜けた布陣だっただけに、4番がつくった波に乗りたかったヤクルトだが、7回に逆転を許し、結局3対6で敗退を喫した。3冠王を狙う村上は、これで30本塁打に到達し、2位の岡本和真(巨人)を9本差に突き放した。打点でも2位の大山悠輔(阪神)とは18打点差としている。
構成●THE DIGEST編集部
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