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大谷翔平の援護にならず!? エンジェルス俊英の“拙守”に非難の声!「なぜチャージを避けたんだ?」

THE DIGEST編集部

2022.07.14

何気なかったが、積極性に欠けた守備を見せてしまったアデル(左)。マウンドにいた大谷(右)は淡々と投げ続けたが、周囲からは厳しい声が上がっている。(C)Getty Images

何気なかったが、積極性に欠けた守備を見せてしまったアデル(左)。マウンドにいた大谷(右)は淡々と投げ続けたが、周囲からは厳しい声が上がっている。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの期待のホープが見せた“拙守”が物議を醸している。

 現地時間7月13日に行なわれたヒューストン・アストロズ戦で、3対0とエンジェルスがリードして迎えた4回表の守りだった。二塁に足の速いカイル・タッカーを置いた局面で、先発の大谷翔平が5番のユリ・グリエルにライトに鮮やかな流し打ちでヒットを許す。

 打球速度はそこまで速くなく、タッカーといえど、外野手の返球次第ではホームで際どいタッチプレーになりえるものだった。しかし、やや深めにライトを守っていたジョー・アデルは打球へチャージすることなく平然と処理。あっさりと1点を許したのだ。

 もっとも、アデルは守備の名手というタイプの選手ではない。前監督のジョー・マッドンも平凡な外野フライの処理を誤った際に「恥ずかしいプレーだ」と糾弾したほどだ。ゆえに先述の守備は、本人からすれば、イチかバチかのプレーにかけたのではなく、“丁寧”に処理をしに行ったのかもしれない。
 
 だが、右のプルヒッターであるグリエルに対する守備位置を含め、自身の課題を露呈してしまった感は否めない。そんな28歳には、現地記者も苦言を呈す。全米記者協会にも登録されているジャーナリストのライアン・ローレンス氏は、「アデルはチャージすれば、ホームプレーにできたのをなぜ避けたんだ?」と指摘した。

 何気ないプレーではあったが、アメリカン・リーグ西地区で首位を独走する強敵アストロズを前に一瞬の気の緩みにも見えなくもない。こういった批判を受けるプレーが、アデルがマッドン政権下からメジャーで安定して起用されない理由なのかもしれない。

 なお、その後に大谷は2者連続三振でイニングを終わらせたのだが、これをアデルはどう受け止めただろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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