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「今すぐロスから解放を!」米記者が不振に喘ぐエンジェルスを酷評! 大谷翔平らの放出も進言「オオタニをトレードしろと言いたい」

THE DIGEST編集部

2022.07.17

自身のパフォーマンスが、チーム成績に結びついていない大谷。それだけに現地メディアはトレードの可能性が囁かれ続けている。(C)Getty Images

自身のパフォーマンスが、チーム成績に結びついていない大谷。それだけに現地メディアはトレードの可能性が囁かれ続けている。(C)Getty Images

 悲願のプレーオフ進出に向け、逆風にさらされているロサンゼルス・エンジェルス。そんなチーム状況とは裏腹に、大谷翔平は今季も特大のインパクトを残し続けている。

 現地時間7月15日のロサンゼルス・ドジャース戦では、球界最高左腕クレイトン・カーショウに3打数無安打(2三振)と封じ込まれるなど、3試合ぶりのノーヒットに終わった大谷。だが、今季も投打における出色のパフォーマンスは、アメリカン・リーグMVPに輝いた昨季と同様に色褪せていない。

 そうした状況下でひそかな話題となっているのが、大谷の移籍話だ。

 原因は何よりもエンジェルスの不振にある。15日の試合終了時点で、アメリカン・リーグ西地区で首位のヒューストン・アストロズと20ゲーム差の4位と低迷。開幕前の周囲の期待を大きく裏切り、プレーオフ進出の可能性が風前の灯火となっているのだ。そんな現状から、2023年シーズン終了後にFA(フリーエージェント)となる大谷をトレードに出し、再建モードに舵を切るべきではないかという意見が噴出している。

 もっとも、偉才の放出はエンジェルスにとって、集客やグッズ収入などビジネス面での影響的にも小さくないリスクが伴う。それだけにチーム編成を取り仕切るジェリー・ミナシアンGMも「現状の責任は100%、私にある。だが、私はオオタニやトラウトを中心に選手層を厚くしていきたい」と公言してはいる。
 
 だが、エンジェルスは決して多くの若手有望株を抱えているわけではない。だからこそ、23年シーズン以降に多額の年俸が発生する大谷をトレードで放出し、将来を見据えて球界ナンバーワンクラスのプロスペクトを補充すべきという声は根強いのだ。

 そうしたトレードを推挙する意見のなかで、興味深かったのは、米スポーツ専門局『ESPN』の人気リポーターであるジャスティン・ティンズリー氏のそれだ。同局のトーク番組「Around the Horn」に出演した際に「全くもってのジョークだ。ありとあらゆるスポーツ界で最も酷すぎる展開だ」とエンジェルスの現状を酷評したうえで、こう持論を語った。

「最近のエンジェルスはオオタニが投げた試合では5勝1敗。それ以外では6勝しかしていない。これはジョークであり恥だ。チームの上層部は追放されるべきなんだ。もし、野球に対して報いるなら、トラウトやオオタニをトレードしろと言いたい。もうすべての敬意を失ったんだからね。いますぐに彼らをロサンゼルスから解放してくれ!」

 長きに渡ってタイトル争いにすら絡めずにいるエンジェルス。今季もこのまま衰退するようであれば、大谷の去就も動かざるを得なくなるか――。

構成●THE DIGEST編集部

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