ロサンゼルス・ドジャースの本拠地で、およそ28年ぶりに実現する今夏のMLBオールスターは、ファン投票によって選出された選手たちの離脱が目立っている。現地時間7月17日には、昨年も故障を理由に欠場をしていたマイク・トラウトが欠場を発表するなど、初期選出された66人のうち実に6分の1が入れ替わった。
相次いだ入れ替えのなかで、幸運にも夢舞台への切符を掴んだベテラン投手がいる。セントルイス・カーディナルスのマイルズ・マイコラスだ。
18年に巨人からカーディナルス移籍を決めた33歳の右腕は、メジャー復帰5年目の今季は安定感のある投球を披露。19先発で、120.1イニングを投げ、7勝(7敗)をマーク。直近7試合では、先月14日のピッツバーグ・パイレーツ戦で9回2死までノーヒットピッチングを続ける快投ぶりを見せつけるなど、防御率1.93と調子を上げていた。
昨季のサイ・ヤング賞右腕コービン・バーンズ(ミルウォーキー・ブリュワーズ)の代替選出として、自身2度目のMLBオールスターに出場するマイコラス。6月以降の安定感を思えば、当然のノミネートと言えそうだ。
そんなベテランにとって、2016年から始まった約2年間の日本時代は、いまもかけがえのない経験となっている。現地時間7月8日にMLBの公式ネットワーク『MLB Network』の人気番組「Off Base」に出演した際に、日本時代について問われ、「日本での経験には本当に感謝しているんだ」と語り、その想いを口にした。
「変に聞こえるかもしれないけど、僕が日本を離れてから最も恋しく思うのは、フルーツだ。アメリカのどんなフルーツも日本のそれには全くかなわない。彼らがいったいどんな育て方をしているかはわからないけど、ほんとに素晴らしいと思ったね。あとはファンだ。東京ジャイアンツのファンもカーディナルス・ファンにも負けないぐらい凄い。東京ドームはいつだって満員御礼だった。ファンが旗やトランペットを使って熱く声援を送ってくれる。もちろん野球の質も凄いよ」
日本でさまざまな経験を経て、アスリートとして成長を遂げたマイコラス。そんなアメリカン人右腕は、現地時間7月19日に行なわれる"真夏の祭典"でいかなるピッチングを披露してくれるのか。登板機会が与えられた際のパフォーマンスに注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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18年に巨人からカーディナルス移籍を決めた33歳の右腕は、メジャー復帰5年目の今季は安定感のある投球を披露。19先発で、120.1イニングを投げ、7勝(7敗)をマーク。直近7試合では、先月14日のピッツバーグ・パイレーツ戦で9回2死までノーヒットピッチングを続ける快投ぶりを見せつけるなど、防御率1.93と調子を上げていた。
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