多士済々のメジャーリーグでふたりの天才スラッガーが注目を集めている。大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）とホアン・ソト（ワシントン・ナショナルズ）だ。

　奇しくも2018年にメジャー・デビューを飾った両雄は、ともに去就に関する話題が連日のようにクローズアップされている。とりわけソトは今月16日に米メディア『The Athletic』が、15年４億4000万ドル（約607億2000万円）という史上最高額のオファーを拒否した事実をすっぱ抜き、８月２日のトレード・デッドラインまでに移籍する可能性が急浮上した。

　2023年シーズン終了後に契約満了を迎える大谷も、FA（フリーエージェント）となるまでのトレードの可能性がしきりに報じられており、その注目度は決して小さくない。

　そうした状況下で興味深いアンケート結果を公表したのは、ロサンゼルス・ドジャースの専門メディア『Dodgers Nation』だ。
  　両選手どちらかの獲得の有力候補として伝えられているドジャース。そんな潤沢な資金力を持つチームを日夜追い続けている『Dodgers Nation』は、「すでに60勝を挙げている現チームは、あまり多くの助けを必要とはしていない」と戦力の充実ぶりを強調。そのうえで、ファンに行なったアンケート結果として、「『ドジャースはオオタニを獲得すべき』という声が圧倒的に多かった」と紹介した。

　さらに同メディアは「どちらの獲得が間違っているとも言い難い」と指摘。「ドジャースがどちらかを獲得するのかは定かではないが、我々のアンケート結果に基づいてファンの希望に従った場合には、多くのものを諦めなければならないことは確かだ」と大谷をトレードで獲得した場合に、トッププロスペクトの放出は避けられないという見方を提示した。

　はたして、ソト、そして大谷は本当に放出されるのか。例年、日本ではありえないような大物のトレードが起きるデッドラインデーまで両者の動向から目が離せない日々が続きそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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