メジャーリーグの長い歴史の中でも、稀有な記録が刻まれることになった。
現地時間7月31日に行われているロサンゼルス・エンジェルス対テキサス・レンジャーズの一戦、エンジェルスの先発左腕、リード・デトマーズが2回に「三者連続3球三振」を達成した。エンジェルスの投手が達成するのは、ノーラン・ライアン(1972年)、ギャレット・リチャーズ(2014年)以来3人目のことだった。
初回に先制点を失ったデトマーズは、6番から始まる2回のマウンドで躍動する。
●エゼキエール・カブレラ:空振り(4シーム/92.3マイル)→見逃し(シンカー/93.1マイル)→ファウルチップ(スライダー/87.5マイル)
●コール・カルフーン:空振り(スライダー/86.7マイル)→見逃し(スライダー/86.8マイル)→ファウルチップ(スライダー/87.2マイル)
●チャーリー・カルバーソン:空振り(4シーム/94.9マイル)→ファウル(4シーム/95.0マイル)→空振り(4シーム/94.8マイル)
【動画】圧巻の3者連続三球三振! デトマーズの快投をチェック 3人の打者を、それぞれ3球で三振に仕留める「イマキュレイト・イニング」を記録してみせたのだ。2020年ドラフト全体10位指名で入団したデトマーズは、今季開幕前の有望株ランキングで軒並み球団No.1に位置づけられていたトップ・プロスペクトだった。そして5月10日のタンパベイ・レイズ戦では、球団史上最年少(22歳)でノーヒットノーランの偉業も達成している。
もっとも、その後はフォームの修正などに苦しみ、炎上劇やマイナー降格も味わっていた。そんな中でここ3登板は計17.0回でわずか2失点と復調しており、低迷するチームにとってもかすかな希望になっていた。そんな中でのこの日の快投は、改めて自身の価値を証明した格好だ。
「三者連続3球三振」は球団史上3人目とこれ自体を偉業だが、同一シーズンにノーヒッターとのW達成となると、投手三冠&サイ・ヤング賞を3回記録している“伝説左腕”サンディ・コーファックス(1962、63、64年)とマイク・ファイヤーズ(2015年)以来、メジャー史上3人目という希少なレコードになっている。
ちなみに、レンジャーズが今季「三者連続3球三振」を食らうのは3度目。他の29球団併せて一度だけなので、“ハイペース”で記録を献上していることになる。
構成●THE DIGEST編集部
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初回に先制点を失ったデトマーズは、6番から始まる2回のマウンドで躍動する。
●エゼキエール・カブレラ:空振り(4シーム/92.3マイル)→見逃し(シンカー/93.1マイル)→ファウルチップ(スライダー/87.5マイル)
●コール・カルフーン:空振り(スライダー/86.7マイル)→見逃し(スライダー/86.8マイル)→ファウルチップ(スライダー/87.2マイル)
●チャーリー・カルバーソン:空振り(4シーム/94.9マイル)→ファウル(4シーム/95.0マイル)→空振り(4シーム/94.8マイル)
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もっとも、その後はフォームの修正などに苦しみ、炎上劇やマイナー降格も味わっていた。そんな中でここ3登板は計17.0回でわずか2失点と復調しており、低迷するチームにとってもかすかな希望になっていた。そんな中でのこの日の快投は、改めて自身の価値を証明した格好だ。
「三者連続3球三振」は球団史上3人目とこれ自体を偉業だが、同一シーズンにノーヒッターとのW達成となると、投手三冠&サイ・ヤング賞を3回記録している“伝説左腕”サンディ・コーファックス(1962、63、64年)とマイク・ファイヤーズ(2015年)以来、メジャー史上3人目という希少なレコードになっている。
ちなみに、レンジャーズが今季「三者連続3球三振」を食らうのは3度目。他の29球団併せて一度だけなので、“ハイペース”で記録を献上していることになる。
構成●THE DIGEST編集部
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