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ジャッジのMVPを奪えるのは「オオタニしかいない」 ただ60本以上なら「受賞を否定するのが難しくなる」と米メディア見解

THE DIGEST編集部

2022.08.13

アメリカン・リーグのMVP筆頭とされるジャッジ(左)、大谷(右)。レースの行方に現地から熱い視線が注がれている。(C)Getty Images

 シーズン後半戦の熱気が増すなか、徐々に注目度を高めている今季のアメリカン・リーグMVP争い。現在、その中心にいるのが、ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジと、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平だ。

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 現地時間8月11日、米メディア『The Cold Wire』は、大谷を「投手としても打者としても優秀」と称えながらも、対するジャッジについて「打撃でこれほどの結果を出している選手はいない」とし、リーグ平均を100とした場合の攻撃傑出度を示す「wRC+」という指標に着目している。

 記事内で、さらに「攻撃的な生産性に関してジャッジにライバルはいない」と強調すると、「wRC+は驚異の199だ」と紹介。2位ヨーダン・アルバレスのwRC+189と比較しても、圧倒的な数字となっており、wRC+135の大谷に関しても、「非常に良いが、ジャッジにはとても及ばない」との評価だ。
 また、「ジャッジからMVPを奪えるのは、現時点でオオタニしかいない」との見解も記した同メディア。今後のレース展開を「おそらく最後までもつれるだろう」と予測しているが、「ジャッジが(現在のペースで)60、65本塁打を打てば、投票者が彼の受賞を否定するのは難しいだろう」とまとめられた。

 二刀流とそれ以外のプレーヤーを単純に比較できないとはいえ、このところ意見がジャッジに傾いている印象も受ける同レース。打ちに打ちまくっているジャッジの打棒も含め、両雄のパフォーマンスを今後も見守っていきたい。

構成●THE DIGEST編集部

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