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通算120号を含む4安打4打点! 大谷翔平は打ちまくるもチームは敗戦。お馴染みの“なおエ”に米記者が嘆き「エンジェルスは最悪」

THE DIGEST編集部

2022.08.18

打撃で出色のパフォーマンスを見せつけた大谷。しかし、それもチームの勝利には結びつかなかった。(C)Getty Images

打撃で出色のパフォーマンスを見せつけた大谷。しかし、それもチームの勝利には結びつかなかった。(C)Getty Images

 二刀流スターはとにかく打ちまくった。

 現地時間8月17日に本拠地で行なわれたシアトル・マリナーズ戦に、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は「2番・DH」で先発。4試合ぶりの一発を放つなど、5打数4安打4打点の大活躍。約3年ぶりとなる1試合4安打を放ったが、チームは7対11で敗れた。

 初回の第1打席にライト前ヒットを放った背番号17は、5回の第2打席にはセンター前にタイムリーヒットを記録。7回に無死一塁で回ってきた打席では、ライト線を破るタイムリースリーベースヒットを放ち、渡米後は最多となる1シーズン10度目の1試合3安打を記録するとともに、キャリア初となる2試合連続スリーベースをマークした。

 これで終わらないのが、今日の大谷だ。6点差を追っていた最終回に1死一塁で巡ってきた第4打席には、相手右腕マット・フェスタの投じた83.8マイル(約134.8キロ)のスライダーをジャストミート。ほぼ真ん中に投じられた一球を見逃さずにセンターへ弾き返した打球は打球速度102.9マイル(約165.6キロ)でセンターフェンスを越えた。今月13日(現地時間)のミネソタ・ツインズ戦以来4試合ぶりの一発で、シーズン37発ペースとなった。
 
 大谷が1試合4安打を記録するのは、サイクル安打を達成した2019年6月13日のタンパベイ・レイズ戦以来メジャー通算4度目。しかも、メジャー通算120号のメモリアルアーチも記録した。だが、彼がここまで打ってもなお、勝てないのが、エンジェルスだ。この日は先発したトゥキ・トゥサントが2回途中4失点で降板するなど“投壊”。味方打撃陣の援護もむなしく敗れたのだ。

 ゆえに現地記者からも嘆きの声が上がっている。米メディア『The Athletic』などに寄稿しているブレント・マグワイア記者は、「今季のエンジェルスは本当に最悪だが、このマリナーズとのシリーズはそのなかでも一番酷い」と指摘。さらに『The Athletic』でエンジェルス番を務めるサム・ブラム記者も「オオタニはホームラン、スリーベース、そして4打点をマークしたが、エンジェルスは7対11で完敗。彼らはシリーズをスイープされた」と皮肉った。

 もはや、お馴染みとも言える“なおエ”である。こうした投打がかみ合わない状況を打開しない限りは、エンジェルスの地区優勝、ひいては世界一など夢のまた夢である。

構成●THE DIGEST編集部

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