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最新版「ファーム組織ランキング」でソト放出のナショナルズが急上昇! 大谷を放出しなかったエンジェルスは相変わらず球界ワースト級と明暗くっきり<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2022.08.20

ソト(左)と引き換えに有望株を何人も得るなど、ナショナルズの再建は着々と進んでいる。一方、大谷(右)を放出しなかったエンジェルスはと言うと……。(C)Getty Images

 現地8月18日、米老舗専門誌『Baseball America』のweb版が、最新版の「MLBファーム組織ランキング」を発表した。

 このランキングは傘下のマイナーリーグにどれだけ有望株(プロスペクト)を抱えているかを測るものだ。端的に言えば、チームの将来性を測るランキングと言ってもいい。たとえば、2021年に2位、今季開幕前のランキングでは1位だったマリナーズは、フリオ・ロドリゲス、ジョージ・カービーら若手の台頭で21年ぶりのプレーオフ進出が有力なところまできている。

 最新版のランキングでトップに立ったのは、ここ数年地道に再建を進め、着々とプロスペクトを蓄えてきたオリオールズ。その後は2位ドジャース、3位ガーディアンズ、4位ダイヤモンドバックス、5位レッズと続く。
 
 今回のランキングは、8月2日のトレード・デッドラインの動きも踏まえたもの。そのため、夏の移籍市場で主力を放出した代わりに多くの有望株を得たチームの順位が上がっている。そのなかで、「明暗」がくっきり分かれたチームが2つある。ナショナルズとエンジェルスだ。

 2019年に球団創設以来初の世界一に輝いたナショナルズだが、昨季途中にマックス・シャーザー(現メッツ)、トレイ・ターナー(ドジャース)らを放出して再建モードへ移行。この夏は、23歳にしてすでにMLB屈指のスラッガーとなったホアン・ソトと強打の一塁手ジョシュ・ベルをパドレスへトレードし、代わりに有望株5人を含む6人を得た。
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まったく改善が見られないエンジェルスの現状