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MLB

大投手シャーザーから47号で“歴史的ペース”を維持! キング独走のジャッジにNY紙も感嘆「彼を手放してはいけない理由だ」

THE DIGEST編集部

2022.08.23

シャーザーの速球を鋭いスイングでかっ飛ばしたジャッジ。そのペースはいまだとどまるところを知らない。(C)Getty Images

シャーザーの速球を鋭いスイングでかっ飛ばしたジャッジ。そのペースはいまだとどまるところを知らない。(C)Getty Images

 今季に怒涛の勢いで打ちまくってきたアーロン・ジャッジは、球界を代表する剛腕も“仕留めた”。

 現地時間8月22日に本拠地で行なわれたニューヨーク・メッツとの“サブウェイ・シリーズ”で、ニューヨーク・ヤンキースの主砲ジャッジは、3回に回ってきた第2打席に今季47号となるソロ本塁打をマークした。

 マウンドにいたのは、言わずと知れた大投手マックス・シャーザーだったが、ジャッジは一振りで勝負を決した。カウント1-1から外角低めに投じられた95.7マイル(約154キロ)の4シームを逆方向へ。高々と舞い上がった打球はあっという間に飛距離を伸ばし、ライトスタンドに着弾。たしかに甘い球ではあったが、それを逆らわずに力で運んだジャッジの打力は見事であった。

 チームも“宿敵”を相手に4対2で勝利。10試合ぶりの一発で、年間62本ペースとしたジャッジは、本塁打王争いでも2位ヨーダン・アルバレスに16本差に。依然として、アメリカ・リーグの年間本塁打記録(1961年ヤンキースのロジャー・マリスの61本)を抜くペースを保っている。
 
 シャーザーの速球を打ち砕いた一発には、現地メディアでも小さくない話題だ。地元紙『New York Post』は「これこそがヤンキースがジャッジを手放してはいけない理由だ。FAでの放出などありえない。彼は打席に入るたびに存在価値を強調している」と絶賛した。

 また、米版『Yahoo Sports』は「今季の彼は忘れられないシーズンを謳歌している」とし、「ほとんどスランプもなくここまで来ている。もしも、マリスの61本を超えることが出来たなら、シーズン終了後には間違いなく歴史的な大型契約を得るだろう」と予想した。

 今季終了後にはヤンキースと契約満了を迎え、FAとなるジャッジ。当然、契約延長に向けた話し合いも行なわれているなかで、30歳の怪物スラッガーがどこまで数字を伸ばせるかに注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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