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MVP有力ジャッジが138mの特大48号を披露!9戦ノーアーチの“スランプ”疑惑を2戦連発で払拭「スランプ?そんな風に思っていなかった」

THE DIGEST編集部

2022.08.24

再びホームラン量産体制に入ったヤンキースの主砲ジャッジ。2戦連発し、63本塁打ペースとしている。(C)Getty Images

 キング独走中の男が"ド派手な一発"をかました。

 現地時間8月23日、本拠地で行なわれたニューヨーク・メッツ戦に「3番・中堅」でスタメン出場したアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)は、4回に特大の48号ソロを放ち、先制点を挙げた。

 4回2死無塁で第2打席に入った最強スラッガーは、先発右腕タイワン・ウォーカーの内角低めのシンカーを一気に振り抜いた。打球速度115.9マイル(約186.4キロ)と鋭い当たり飛び出した打球は、大きな弧を描き左翼スタンドに着弾。飛距離は、453フィート(約138.1メートル)と圧巻の一発だった。

【動画】「ジャッジを止められない」ヤンキース主砲が放った特大48号ソロをチェック

 9試合連続ノーアーチで心配の声が高まるなか、ヤンキースの主砲はそれを見事に取り去った。前日、同シリーズで47号を放つと、勢いそのままに2戦連発を披露。打撃成績を見ても、48本塁打(MLB1位)、105打点(MLB1位)、OPS1.057(MLB1位)とメジャーを席巻している。
 
 やはりジャッジは大物感が漂う。前日のホームラン後に「スランプの脱却法」を質問された際、「ホームランのスランプ?そんな風に思っていなかった」と飄々としていたと米スポーツ専門局『ESPN』のヤンキース番マーリー・リベラ記者が明かす。

 まさにスランプではなかったことを証明したジャッジ。米紙『USA Today』のボブ・ナイチンゲール記者は、「63本塁打ペース。ロジャー・マリスが保持するアメリカン・リーグ記録(61本)を抜くペースだ」と報じた。また米放送局『ABC News』でキャスターを務めるライアン・フィールド氏は、「アーロン・ジャッジを止められない」と驚きをもってコメントした。

 アメリカン・リーグMVPを獲得する勢いで、次々とホームランを量産するスラッガー。歴史的なペースで刻まれるアーチの数々に引き続き注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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