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レイズ捕手のHR→野手登板の“二刀流”が話題!「オオタニがどんな感じなのか分かった気がする」153キロの直球でエンジェルス打線を封じ込む

THE DIGEST編集部

2022.08.25

捕手のベタンコートが23日のエンジェルス戦で登板した。(C)Getty Images

 現地時間8月23日に行なわれたタンパベイ・レイズ対ロサンゼルス・エンジェルスの試合で登場した"二刀流"が話題を呼んでいる。

 注目を集める二刀流戦士は、9回に継投したクリスチャン・ベタンコートだ。7回にバックスクリーンにソロ弾を叩き込んだ捕手が、11対1と大量リードをもらった最終回にマウンドに上がった。

 先頭のアンドリュー・ベラスケスにはセンター前に落とされるも、続くルイス・レンヒーフォから三振を奪い取った。テイラー・ウォードの右前打で一、二塁のピンチを招いた右腕は、ジャレッド・ウォルシュとマックス・スタッシを外野フライに仕留め、1回、被安打2、1奪三振で終えた。
【動画】153キロの4シーム!スタッシを打ち取った渾身の一球をチェック

 特に圧巻だったのはスタッシの胸元に決めた95.1マイル(約153キロ)の4シームだ。これにはスタッシも打球を詰まらせ、平凡なフライを打ち上げてしまった。
 
 多くのファンが彼のパフォーマンスに驚きを隠せないなか、「本塁打と投球を同一試合で行なった今季5人目の選手となった」と米メディア『Insidehook』は伝えた。彼以外の4人は、チャン・ユー(レイズ)、ディエゴ・カスティーヨ(ピッツバーグ・パイレーツ)、ルイス・ゴンザレス(サンフランシスコ・ジャイアンツ)、そして大谷翔平(エンジェルス)だ。

 試合後には「やっとオオタニがどんな感じなのか分かった気がする」と昨季アメリカン・リーグMVPを称賛したベタンコートは、「僕が心掛けているのは、ボールを強く打つこと。そうすればボールは自然と飛んでいく。チームの連勝が続くなか、チームの勝利に貢献できて本当に良かった」と安堵した。

 キャリア8度目の登板とした30歳。投打で躍動する二刀流が増えることはあるだろうか。再びマウンドに登場する日が来るのか注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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