アナハイムの夜空に快音が響き渡った。
ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間8月31日、本拠地で行われたニューヨーク・ヤンキース戦に「3番・DH」で先発すると、6回裏の第3打席に今季30号となる逆転3ランを叩き込んだ。2年連続30本塁打は松井秀喜もなし得なかった日本人初の快挙であり、改めて歴史に名前を刻んだ形だ。
【動画】「疑う余地がない!」剛腕投手から豪快アーチ!大谷の30号3ランをチェック
そしてこの一発により、“打者・大谷”はリーグ屈指の打者としての地位を改めて証明している。
・30本塁打:3位
・82打点:4位
・6三塁打:2位
・248塁打:4位
・長打率.529:5位
・OPS.888:4位
・64四球:6位
・12敬遠:1位
30号に乗せた一発で本塁打数はリーグ3位タイに浮上、さらに打点数も一気に3が加わって4位まで顔を出している。打者の攻撃力を示すOPS(出塁率+長打率).888も4位に入るなど、「打撃8部門」でリーグ6位以内に位置しており、“打者・大谷”を単体で見ても十分に素晴らしい活躍と評価していいだろう。
46本塁打、OPS.965の昨年と比べて「打者・大谷は不振」という声もあるが、今季のメジャーリーグは飛ばないボールを導入した影響で打低傾向になっており、単純に数字を比較することは難しい。これだけ多くの部門でリーグ上位に入っていることを考えると、「打者・大谷は不振」とはとても言えない。
もちろん、大谷は投手としてもサイ・ヤング賞上位を狙える活躍を見せている。現時点では規定投球回に到達していないが、次の登板で再び規定に乗るだろう。そして、120イニング以上投げた投手で絞った時のリーグ順位はこうなる。
・11勝:7位
・防御率2.67:6位
・176奪三振:5位
・奪三振率12.38:1位
・fWAR4.0:3位
いわゆる投手三冠(勝利・防御率・奪三振)でいずれもリーグ7位。さらに、9イニングあたりに奪った三振数を示す奪三振率12.38は堂々のトップに立っている。昨シーズンと比較して今季は“投手・大谷”の進化が凄まじく、勝利貢献度を示すWAR(『FanGraphs』版)でもリーグ3位。こちらも、投手単体で見てもエース級と評価していい数字だ。
名前を隠して投打それぞれの成績を見ても、「このオールスター選手は誰?」と考えたくなるレベルのパフォーマンスを、大谷翔平は一人で体現している。文字通り、前人未到の道を歩み続ける大谷の活躍をリアルタイムで見ることのできる喜びを、かみしめたいものである。
構成●THE DIGEST編集部
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ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間8月31日、本拠地で行われたニューヨーク・ヤンキース戦に「3番・DH」で先発すると、6回裏の第3打席に今季30号となる逆転3ランを叩き込んだ。2年連続30本塁打は松井秀喜もなし得なかった日本人初の快挙であり、改めて歴史に名前を刻んだ形だ。
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そしてこの一発により、“打者・大谷”はリーグ屈指の打者としての地位を改めて証明している。
・30本塁打:3位
・82打点:4位
・6三塁打:2位
・248塁打:4位
・長打率.529:5位
・OPS.888:4位
・64四球:6位
・12敬遠:1位
30号に乗せた一発で本塁打数はリーグ3位タイに浮上、さらに打点数も一気に3が加わって4位まで顔を出している。打者の攻撃力を示すOPS(出塁率+長打率).888も4位に入るなど、「打撃8部門」でリーグ6位以内に位置しており、“打者・大谷”を単体で見ても十分に素晴らしい活躍と評価していいだろう。
46本塁打、OPS.965の昨年と比べて「打者・大谷は不振」という声もあるが、今季のメジャーリーグは飛ばないボールを導入した影響で打低傾向になっており、単純に数字を比較することは難しい。これだけ多くの部門でリーグ上位に入っていることを考えると、「打者・大谷は不振」とはとても言えない。
もちろん、大谷は投手としてもサイ・ヤング賞上位を狙える活躍を見せている。現時点では規定投球回に到達していないが、次の登板で再び規定に乗るだろう。そして、120イニング以上投げた投手で絞った時のリーグ順位はこうなる。
・11勝:7位
・防御率2.67:6位
・176奪三振:5位
・奪三振率12.38:1位
・fWAR4.0:3位
いわゆる投手三冠(勝利・防御率・奪三振)でいずれもリーグ7位。さらに、9イニングあたりに奪った三振数を示す奪三振率12.38は堂々のトップに立っている。昨シーズンと比較して今季は“投手・大谷”の進化が凄まじく、勝利貢献度を示すWAR(『FanGraphs』版)でもリーグ3位。こちらも、投手単体で見てもエース級と評価していい数字だ。
名前を隠して投打それぞれの成績を見ても、「このオールスター選手は誰?」と考えたくなるレベルのパフォーマンスを、大谷翔平は一人で体現している。文字通り、前人未到の道を歩み続ける大谷の活躍をリアルタイムで見ることのできる喜びを、かみしめたいものである。
構成●THE DIGEST編集部
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