二刀流戦士が、その異能ぶりを見せつけた。
現地時間9月3日、本拠地で行なわれているヒューストン・アストロズ戦で、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は「3番・DH兼投手」で先発登板。8回(111球)を投げて、1失点、被安打6、5奪三振、無四球という完璧なピッチングを披露して降板した。
対峙したのは、ア・リーグ西地区首位を走るアストロズ。リーグ屈指の得点力を誇る強力打線を相手に、大谷は堂々たるピッチングを見せつける。序盤3回をパーフェクトで切り抜けると、その後は徐々にギアをあげていった。
5回に"伏兵"J.J.マティエビッチにタイムリーで1点を失ったものの、そこでも崩れない。続く6回にも2死満塁のピンチを迎えたが、相手5番クリスチャン・バスケスを87.3マイル(約140.4キロ)の高速スライダーで打ち取って難を逃れた。
結局8回で降板した大谷。味方打線の援護が得られなかったために12勝目はつかなかったが、今季自己最多の111球を投げる熱投だった。
MVPレースで争うアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)が試合開始の数時間前に52号本塁打を放ち、強烈なインパクトを残していた。「やはりジャッジの存在感は凄まじい。彼こそMVPではないか」――そんな空気も漂っていたなかでの快投だ。現地識者たち、とりわけエンジェルスを追っている人々は大谷を称えている。
ロサンゼルスのラジオ局『KLAA』のエンジェルス専門番組でホストを務めているトレント・ラッシュ氏は「111球はシーズンハイだ。この男を当然だと思ってはいけない」と絶賛。さらにエンジェルスのポッドキャスト番組『Talkin Halos』の司会を任され、投手分析にも定評があるジャレッド・ティムス氏は「ショウヘイ・オオタニはMVPを受賞すべきで、ショウヘイ・オオタニはサイ・ヤング賞も手にできる」と強調。そのうえで、こう断言した。
「凄すぎるショウヘイ・オオタニは野球界で最高の選手だ!」
ライバルのジャッジに引けを取らないインパクトを残した大谷。投手としては、あと26回でメジャー初のシーズン規定投球回(162)をクリアするだけに、その一挙手一投足に引き続き注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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現地時間9月3日、本拠地で行なわれているヒューストン・アストロズ戦で、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は「3番・DH兼投手」で先発登板。8回(111球)を投げて、1失点、被安打6、5奪三振、無四球という完璧なピッチングを披露して降板した。
対峙したのは、ア・リーグ西地区首位を走るアストロズ。リーグ屈指の得点力を誇る強力打線を相手に、大谷は堂々たるピッチングを見せつける。序盤3回をパーフェクトで切り抜けると、その後は徐々にギアをあげていった。
5回に"伏兵"J.J.マティエビッチにタイムリーで1点を失ったものの、そこでも崩れない。続く6回にも2死満塁のピンチを迎えたが、相手5番クリスチャン・バスケスを87.3マイル(約140.4キロ)の高速スライダーで打ち取って難を逃れた。
結局8回で降板した大谷。味方打線の援護が得られなかったために12勝目はつかなかったが、今季自己最多の111球を投げる熱投だった。
MVPレースで争うアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)が試合開始の数時間前に52号本塁打を放ち、強烈なインパクトを残していた。「やはりジャッジの存在感は凄まじい。彼こそMVPではないか」――そんな空気も漂っていたなかでの快投だ。現地識者たち、とりわけエンジェルスを追っている人々は大谷を称えている。
ロサンゼルスのラジオ局『KLAA』のエンジェルス専門番組でホストを務めているトレント・ラッシュ氏は「111球はシーズンハイだ。この男を当然だと思ってはいけない」と絶賛。さらにエンジェルスのポッドキャスト番組『Talkin Halos』の司会を任され、投手分析にも定評があるジャレッド・ティムス氏は「ショウヘイ・オオタニはMVPを受賞すべきで、ショウヘイ・オオタニはサイ・ヤング賞も手にできる」と強調。そのうえで、こう断言した。
「凄すぎるショウヘイ・オオタニは野球界で最高の選手だ!」
ライバルのジャッジに引けを取らないインパクトを残した大谷。投手としては、あと26回でメジャー初のシーズン規定投球回(162)をクリアするだけに、その一挙手一投足に引き続き注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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