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MLB

「心配するな!」エ軍人気解説者が大谷翔平のMVPを断言! ジャッジと“接戦”にも「ショウヘイを上回る存在はいない」

THE DIGEST編集部

2022.09.05

勢いがここにきて増してきている大谷。それだけにジャッジとのMVP争いは熾烈を極めている。(C)Getty Images

勢いがここにきて増してきている大谷。それだけにジャッジとのMVP争いは熾烈を極めている。(C)Getty Images

 11勝&30本塁打の偉才か、はたまたリーグ新記録の64発ペースで量産体制を維持している怪物か。今季のア・リーグMVP争いが混沌としてきている。

「偉才」とは、二刀流で存在感を強めている大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。現地時間9月3日に行なわれたヒューストン・アストロズ戦では、勝ち星こそつかなかったものの、今季最多111球の熱投を見せて8回を無四球、被安打6、1失点と好投。現地メディアでも「MVPを受賞すべき」(米ポッドキャスト番組『Talkin Halos』のジャレッド・ティムス氏)という声が上がった。

 一方の「怪物」とはニューヨーク・ヤンキースの主砲アーロン・ジャッジ。大谷の熱投に対する余韻が冷めやらぬ、現地9月4日のタンパベイ・レイズ戦で2試合連続となる今季53号アーチを放ち、キャリアハイの大台に乗せた。

 近年のMVPを決めるうえで重要な指標となっている「bWAR」(米老舗誌『Baseball Reference』における総合的に評価して選手の貢献度を表す指標)も、両リーグトップの7.9を残すジャッジに、大谷が0.3差で肉薄。大きな差はなく、受賞レースの行方は投票権を持つ全米野球記者協会のジャーナリストたちの主観にゆだねられている感がある。
 
 そうした“一騎打ち”の様相を呈しているタイトルレースにおいて、「オオタニだ」と推挙したのは、元エンジェルスのOBであるマーク・グビサ氏だ。

 現在、エンジェルスの地元放送局『Bally Sports West』の中継において解説者を務め、大谷の一挙手一投足を日々見つめているグビサ氏。そんなレジェンドは中継内で「ショウヘイがMVPだ。心配するな。昨日のパフォーマンスは凄まじいものがあった」と主張。ジャッジについて「来る日も来る日も本塁打を打っている。特別な選手でお気に入りだ」としたうえで、こう続けた。

「ショウヘイを上回る存在はいない。どれだけジャッジが活躍しようとも、ショウヘイの方が理解不能なくらい難しいことを高いレベルでやっているんだ。ジャッジがニューヨークでプレーしていることは受賞を助ける要素になるだろう。もし、彼がMVPを獲得しても怒りはしない。だが、ここまで成し遂げたことを考慮すると、やはりショウヘイがMVPだと言わざるを得ない」

 さらに「ショウヘイ以外は考えられない。彼がMVPじゃなきゃショックだ」とまで言って見せたグビサ氏。はたして、偉才への愛を語ったOBの想いは実るだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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