プロ野球

村上宗隆の偉業1打席前の“大飛球”に場内どよめき。中継も55本塁打と勘違い「打った!どうか、どうか…」

THE DIGEST編集部

2022.09.14

55本塁打を放つ前の大飛球に、球場のファンはどよめきが巻き起こっていた。写真:滝川敏之

 村上宗隆(ヤクルト)が日本人最多となる「55本塁打」の偉業を待っていたファンは多かったようだ。

 9月13日に神宮で開催された巨人戦で「4番・三塁」でスタメン出場した村上は、まず特大アーチを4回の第2打席に披露した。1対3とビハインドの場面で打席に立ったスラッガーは、相手エース右腕・菅野智之の初球をライトスタンド上段に一気に運び、54号を記録。

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 55発まであと「1本」に迫った22歳は、3番手左腕・高梨雄平と対峙した8回の第4打席にも高々と打球を打ち上げた。バットからボールが飛び出した瞬間、球場に詰めかけたファンからはどよめきが巻き起こった。『DAZN』で中継実況を行なった立本信吾氏は「打った!どうか、どうか…」と口にするも、センターの丸佳浩が捕球すると「いや、これは角度は良かったんですが…」と無念さを伝えた。
 
 これには解説の真中満氏が「そりゃいかんぞ。今のは駄目だわ」と指摘すると、立本氏は「全国のファンの皆さん大変失礼いたしました。詰まっておりました」と弁解。しかし、真中氏は直後にこうフォローした。

「でも気持ちはわかりますよ。それぐらい上がると夢がありますよ、村上の打球ってね」

 皆の想いが村上に届いたのだろうか…。9回2死一、二塁で5回目の打席が回ってくると、4番手右腕の大勢の外角ストレートを左方向へ持って行った。勢いよく飛び出した打球は、スタンドに着弾。記念すべき55号3ランを放った。しかし続くオスナが二飛に倒れ、ヤクルトは7対9で敗れた。

構成●THE DIGEST編集部

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