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ジャッジを上回る量産ペースにも注目! 米メディア、村上宗隆の55号到達の快挙に脚光! 「アメリカには来るのか?」と去就にも言及

THE DIGEST編集部

2022.09.14

ともにホームラン記録の更新を狙う村上とジャッジ。日米のスラッガーに注目が集まる。写真:滝川敏之、Getty Images

"世界の王"に並んだニュースは早くも海の向こうでも話題となっている。

 東京ヤクルトスワローズの村上宗隆が、13日の巨人戦で王貞治氏の持つ日本人選手の1シーズン最多ホームラン記録の55本に並んだ。試合は7対9で巨人に敗れたが、歴史的快挙を成した村上の2本の特大アーチに、本拠地の神宮球場は大興奮に包まれた。

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 若きスラッガーの偉業達成は、米国のメディアや球界アナリストの間でも大きな話題となって取り上げられている。CBSスポーツでは、「日本の強打者、村上宗隆が2022シーズンに55本目のホームランでNPBの歴史を作る」と題した記事を掲載。22歳の村上が王氏の55本に並んだことを報じ、「さらに多くの歴史を作りたいのであれば、村上はすぐに仕事をしなければならない」と、次なる目標はかつてシアトル・マリナーズでもプレーし、村上と同じヤクルトで記録を達成したウラジミール・バレンティンの60本であることに言及。日本記録更新の可能性にも触れている。

 また、「村上が歩んでいる道は、ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジが辿っている道と似ている」と綴り、ロジャー・マリスの持つアメリカン・リーグ最多本塁打記録の更新を狙うジャッジの現状にも照らし合わせて紹介。そのジャッジがホームラン1本あたり、9.2打席を費やしているのに対し、村上はそれを上回る8.2打席のハイペースでホームランを量産していることにも言及している。

 さらに、「村上はアメリカでプレーすることはあるのか」と去就にも言及。これには「村上がいつかアメリカでプレーしたいという願望を抱いているかは不明だ」としつつ、MLBの国際的なフリーエージェント規則から、「村上の意図に関係なく、今すぐにメジャー移籍の候補者とはならないことを示唆している」と見解を記している。

 このほか、村上の快挙については、メジャーリーグ公式サイトの「MLB.com」や「Sporting News」データ分析サイトの「Codify」などでも取り上げられ、多くのアナリストも村上の快挙に賛辞を送っている。

構成●THE DIGEST編集部
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