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“56、57号連発”もジャッジは冷静なコメント「できることをやり続けるだけ。数字は後からついてくる」

THE DIGEST編集部

2022.09.14

ア・リーグ最多本塁打記録(61本)まで、4本と迫ったジャッジ。圧倒的な数字を残し続けているが、本人は冷静に言及している。(C) Getty Images

 現地時間9月13日、ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジは、敵地ボストン・レッドソックス戦に「1番・センター」でスタメン出場し、2打席連発の56、57号を含む4打数3安打、2打点、1四球と躍動。今季10度目のマルチ本塁打をマークし、チームを7対6の逆転勝ちに導いた。

 さらに、ロジャー・マリス氏(ヤンキース)が1961年に達成しているア・リーグ最多記録(61本)まで、あと4本と迫ったジャッジ。大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)とのMVP争いに注目が集まっているシーズン終盤もその勢いは止まらず、現在のペースで打ち続ければ、シーズン65本塁打だ。

 打率はア・リーグ4位の.310に向上し、同1位の57本塁打、123打点と合わせて"三冠王"も見えてきたジャッジ。ただMLB公式サイトによると、その可能性について本人は試合後、「何人かの偉大な男たちがそれを成し遂げてきた。かなり特別なことだが、僕にはまだまだ先だと思う」と謙虚なコメントを残している。

【動画】"三冠王"もみえた!?A.ジャッジが56号&57号ホームランを放ち、ア・リーグ記録61本を更新する勢い
 また、圧倒的首位を維持している本塁打ランキングの動向は気にしていないといい、「自分にできることをやり続けるだけだ。数字は後からついてくる」と冷静に言及。「いいプラン、いいアプローチがあり、打席でやるべきことをしていれば、それ以外のものは出てくるはずだ」と力強く話した。

 なお、メジャー全体2位の37本塁打を放っているカイル・シュワーバー(フィラデルフィア・フィリーズ)とは20本差。ア・リーグ2位がマイク・トラウト(エンジェルス)の35本ということを考えれば、ジャッジの傑出した打棒は驚異という他ない。果たして、ヤンキースの残り20試合では、この数字をどこまで伸ばしていけるのだろうか――。

構成●THE DIGEST編集部

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