四角いメガネに、細長い手足――。そんな見た目とは裏腹な剛速球に、日本の若き逸材たちも太刀打ちできなかった。
現地時間9月15日にアメリカのフロリダ州で開催された「第30回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」のスーパー(決勝)ラウンドで、日本代表は韓国代表に0-8と完敗した。
窮地に立たされた若きサムライたちの前に立ちはだかったのは、「韓国球界の至宝」だった。
8点差のビハインドを背負った最終回(7回制)。日本は無死満塁の絶好機で、浅野翔吾が打席に立つ。今夏の甲子園で打率.700(10打数7安打)、3本塁打、6打点、3四球、2死球、出塁率.800、OPS2.600という驚異的なスタッツを残した高校ナンバーワンスラッガーだったが、マウンドに立った相手右腕のキム・ソヒョンに気圧されてしまう。わずか3球で追い込まれると、最後はカウント1-2から外角の4シームに手が出ずに見逃し三振。中継内で表示された球速は101マイル(約162.5キロ)の剛速球だった。
日本の高校球界を代表するスラッガーを圧倒したキム・ソヒョン。メガネが印象的な右腕だが、実は浅野に負けず劣らずの逸材だ。というのも、前日に行なわれた韓国プロ野球のドラフトで、全体1位でハンファ・イーグルスに指名されていたのだ。
彼が所属するソウル高校の指揮官のユ・ジョンミン氏は、日刊紙『朝鮮日報』の取材で「可能性だけで見れば、いままでに教えてきた高校生の中でナンバーワン。プロでどこまで成長するかは楽しみで仕方ない」と太鼓判を押す。
文字通り力で日本をねじ伏せた。そんなキム・ソヒョンには、韓国メディアも賛辞を惜しまない。国内屈指のネットワークを誇る通信社『Yonhap News』は、「名実ともに今年の韓国で最高の有望株だ」と絶賛した。
韓国内屈指のトッププロスペクトにまざまざと力を見せられてしまった日本。彼らが16日のオランダ戦で意地を見せられるかに注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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日本の高校球界を代表するスラッガーを圧倒したキム・ソヒョン。メガネが印象的な右腕だが、実は浅野に負けず劣らずの逸材だ。というのも、前日に行なわれた韓国プロ野球のドラフトで、全体1位でハンファ・イーグルスに指名されていたのだ。
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