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MLB

14試合連続安打&94打点を記録! 快進撃続く大谷翔平をWBC米代表監督も脱帽「彼は唯一無二。この先に見ることはできない」

THE DIGEST編集部

2022.09.30

投打で異次元の活躍を見せ続けている大谷。そんな出色のパフォーマンスに賛辞が止む気配はない。(C)Getty Images

投打で異次元の活躍を見せ続けている大谷。そんな出色のパフォーマンスに賛辞が止む気配はない。(C)Getty Images

 大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が球界にもたらした影響は計り知れない。

 メジャー4年目にして一躍ブレイクを遂げた昨季はアメリカン・リーグMVPを獲得し、今季も投げては14勝、防御率2.45、204奪三振、打っても34本塁打を記録するなど、文字通りヒストリカルな活躍を続けている。

 エンジェルス入団当初は「どちらかに絞るべきだ」「メジャーでは(二刀流は)無理だ」という声もあった。だが、いまや二刀流を「不可能だ」と論ずる者はいなくなった。それは大谷が米球界の見方を変えた証だと言えるだろう。

 そんな偉才の図抜けたパフォーマンスには、MLBのレジェンドたちも賛辞を惜しまない。現地時間9月26日に放送されたMLBの公式番組『MLB Tonight』に出演したWBCアメリカ代表監督でもあるマーク・デローサは、「正直に言って、彼に関して驚かされることってほとんどない」と断言。そのうえで、こう続ける。

「これだけは言いたい。少なくとも、私の世代でメジャーでプレーした選手たちは、10歳ぐらいの時には誰もが『ショウヘイ・オオタニ』だった。でも、メジャーでやれる選手はいなかった。だから、彼が最高の選手たちに対してそれ(二刀流)をやっているのを見たら、言葉にすることができないよ」
 
 メジャーキャリア15年を誇るデローサは、さらに今季に2桁勝利を挙げた天才を次のように分析してみせる。

「ナンバー1の先発投手で、打線で3番を打っているんだ。彼が投打両方で準備ができていることが信じられないね。ショウヘイを見れば、毎回同じようなピッチングをしていないのが分かる。速球で圧倒するときもあれば、スプリットやスライダーが機能するときもある。彼は考えて投げるピッチャーなんだ。もちろん攻撃面では最高で、塁に出れば走りまくる。だから、彼は唯一無二。あんな選手は今後に見ることはないと思う」

 現地時間9月29日に本拠地で行なわれているオークランド・アスレティックス戦では、「リアル二刀流」で先発登板。初回に大谷は14試合連続安打となるタイムリーヒットを放ち、今季94打点目をマークした。その投打に渡る出色の働きぶりには、メジャーの酸いも甘いも熟知する往年の名手でさえも、脱帽するほかにないようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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