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MLB

大谷翔平の可能性は“無限大”! 米球界熱狂の108球を支えた女房役スタッシの言葉「野球に限れば、何でもできる」

THE DIGEST編集部

2022.09.30

圧巻のピッチングで披露し、世界を驚かせた大谷(左)。その投球を正捕手のスタッシ(右)も称えた。(C)Getty Images

圧巻のピッチングで披露し、世界を驚かせた大谷(左)。その投球を正捕手のスタッシ(右)も称えた。(C)Getty Images

「ショウヘイの活躍に驚かされることはないよ。だって、彼は“Sky is the limit”だからね」

「Sky is the limit」とは直訳すれば、「空が制限だ」だが、「可能性は無限大」「限界がない」と意味する言葉だ。空には天井がなく、永遠につづくイメージから生まれたものである。

 冒頭の言葉を語ったのは、ロサンゼルス・エンジェルスの捕手マックス・スタッシ。現地時間10月29日に行なわれたオークランド・アスレティックス戦で、「リアル二刀流」で先発登板をした大谷翔平について問われた際に、彼はそう惜しげもなく口にしたのである。

 無理もない。この日の大谷は凄まじかった。初回の先頭打者を四球で出塁させるも、その後は2シームと「人生でこんなに投げたことのない」スライダーのコンビネーションで相手打線の狙いをことごとく外し、8回2死までノーヒットピッチング。惜しくもコナー・カペルにスライダーを狙い打たれて内野安打を許し、快挙は幻に終わったが、まさにエースと言える投球を見せつけた。

 打っても自己最長の14試合連続安打まで記録を更新するとともに、今季94打点目もマーク。まさに二刀流の真価を発揮した。そんな限界を感じさせない28歳を、マスク越しに見つめてきたスタッシは試合後の会見で、こうも訴えている。
 
「野球に限っては、ショウヘイは何だってできるし、それを証明している。間違いなく彼はこれからも良くなっていくだろうね」

 そして、この日の投球内容について「今季の登板のなかでも優れていたよね。スライダーを上手く扱っていたと思うし、最高だった」と脱帽した31歳の女房役は、こう断言する。

「昨シーズンにMVPを獲ったから基準は高くなっていると思うし、周りの期待も高まっているのは間違いない。でも、そうした期待に応えようと、今シーズンも素晴らしい成績を残そうとしているから、本当に凄いよ」

 いまや球界トップクラスのタレントへと成長を遂げた大谷。米球界を熱狂させたアスレティックス戦のピッチングは、その能力を改めて世界に知らしめるものになったと言える。

構成●THE DIGEST編集部

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