昨シーズンに二刀流で一大フィーバーを巻き起こし、キャリア初のMVP受賞を果たした大谷翔平。日本人メジャーリーガーで初の満票選出となった偉才だが、今季も球界で凄まじい力を見せつけている。
打っては本塁打こそ昨季の47本よりも減った34本ながら、打率.276、OPS.886とハイアベレージを記録。さらに投手としては15勝を挙げ、防御率2.35、奪三振率11.91、WHIP1.03と昨季よりもグレードアップ。球界ナンバーワンに匹敵するレベルに達した。
打撃面でインパクトの強い本塁打数が減っているため、「大谷は落ちたのではないか」と見る人もいるかもしれない。しかし、自己キャリア最高の15勝と防御率2.35という図抜けた投手スタッツを考えれば、やはり異常。「二刀流」として評価するならば、昨シーズン以上の成績だと言える。
誰もが想像する範疇を軽々と超えていく――。そんな28歳のサムライが持つ天賦の才には、“野球の本場”で球界の酸いも甘いも見てきた名手も唸る。
来春に開催されるWBCでアメリカ代表監督を務めるマーク・デローサ氏は、MLBの公式ネットワーク番組『MLB Central』で、「ショウヘイは球界で最高の才能を持つ一人だ」と絶賛した。
自身もメジャーで15年のキャリアを積み重ねたデローサ氏。だからこそ、投手としても異彩を放つ大谷の凄みを理解する。同氏は去る9月29日に8回2死までノーヒットピッチングを続けたオークランド・アスレティックス戦での“衝撃の108球”にも言及。4回2死から相手の3番ショーン・マーフィーを空振り三振に斬った場面を切り取り、熱く訴えかけた。
「1球目がカーブ。そのあと97マイル(約156キロ)のツーシームだ。フォーシームより球速がある。そこからスライダーを外角のボールゾーンへ。そして続けざまに98マイル(約157キロ)のシンカーときた。
見てくれ。マーフィーは何が来るのかは全くわかってない。左右のどちらに来るのかも把握できていない。そして、慌てて『あぁやばい』って感じで大きく動く96マイル(約154キロ)のツーシームを振った。こういう投球配分を見てもショウヘイは野球史上誰も見たことがないことをやっているんだ」
MLBでもナンバーワンのタレントと言っても過言ではない大谷。とどまることを知らない異次元の活躍に対する賛辞は、止む気配がない。
構成●THE DIGEST編集部
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打撃面でインパクトの強い本塁打数が減っているため、「大谷は落ちたのではないか」と見る人もいるかもしれない。しかし、自己キャリア最高の15勝と防御率2.35という図抜けた投手スタッツを考えれば、やはり異常。「二刀流」として評価するならば、昨シーズン以上の成績だと言える。
誰もが想像する範疇を軽々と超えていく――。そんな28歳のサムライが持つ天賦の才には、“野球の本場”で球界の酸いも甘いも見てきた名手も唸る。
来春に開催されるWBCでアメリカ代表監督を務めるマーク・デローサ氏は、MLBの公式ネットワーク番組『MLB Central』で、「ショウヘイは球界で最高の才能を持つ一人だ」と絶賛した。
自身もメジャーで15年のキャリアを積み重ねたデローサ氏。だからこそ、投手としても異彩を放つ大谷の凄みを理解する。同氏は去る9月29日に8回2死までノーヒットピッチングを続けたオークランド・アスレティックス戦での“衝撃の108球”にも言及。4回2死から相手の3番ショーン・マーフィーを空振り三振に斬った場面を切り取り、熱く訴えかけた。
「1球目がカーブ。そのあと97マイル(約156キロ)のツーシームだ。フォーシームより球速がある。そこからスライダーを外角のボールゾーンへ。そして続けざまに98マイル(約157キロ)のシンカーときた。
見てくれ。マーフィーは何が来るのかは全くわかってない。左右のどちらに来るのかも把握できていない。そして、慌てて『あぁやばい』って感じで大きく動く96マイル(約154キロ)のツーシームを振った。こういう投球配分を見てもショウヘイは野球史上誰も見たことがないことをやっているんだ」
MLBでもナンバーワンのタレントと言っても過言ではない大谷。とどまることを知らない異次元の活躍に対する賛辞は、止む気配がない。
構成●THE DIGEST編集部
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