果たして今季のアメリカン・リーグMVPに輝くのは、どちらになるのだろうか。大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)による白熱の賞レースをめぐり、選手間からもさまざまな意見が飛び交っている。
まず、今季も投打で奮闘中の大谷は、投手として15勝、防御率2.35、213奪三振と躍動し、打者としても打率.273、34本塁打、OPS.877とハイスタッツをマーク。対するジャッジも、62本塁打でロジャー・マリス氏のア・リーグ歴代最多本塁打記録(61本)を更新しており、歴史的な一騎打ちとなっていることは間違いない。
そんな両雄の活躍を受けて現地時間10月4日、MVP3度のマイク・トラウト(エンジェルス)は、敵地オークランド・アスレティックス戦前の取材に応じ、同僚の大谷について、「昨年の活躍によって、多くの人が今季を見過ごしている」と指摘。エンジェルスの地元紙『Orange County Register』が報じている。
さらに、シーズン中にも新しい球種をレパートリーに加えていく投手・大谷の進化には、「外野でその一端を担い、彼が投げる球を見られるのは本当に楽しい」とコメント。「毎日、新しい球種に取り組んでいるようだ」と印象を語り、とりわけジャイロや縦変化のスライダーに関しては、「不公平だよ」と絶賛の言葉を送っている。
なお、その後行なわれた試合に大谷は、「3番・DH」でスタメン出場し、4打数無安打。連続試合安打は「18」でストップした。
構成●THE DIGEST編集部
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