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「相変わらず好奇心旺盛だ」36歳で止まらぬ進化! ダルビッシュ有のピッチングへの意識をMLB公式が激賞「彼はハングリー」

THE DIGEST編集部

2022.10.07

球団にとっての大一番で先発を託されたダルビッシュ。36歳にしていまだ衰えは見られない。(C)Getty Images

 現地時間10月7日からメジャーリーグは、いよいよポストシーズンが開幕する。ワールドチャンピオンを目指す激しい競争なかで注目なのは、ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)だ。ニューヨーク・メッツとのナショナル・リーグのワイルドカードシリーズ初戦で、先発のマウンドに立つ。

 今季は自身メジャー最多となる16勝を挙げ、チームをプレーオフ進出に貢献したダルビッシュ。36歳ながら衰え知らずの右腕は、日米通算3000奪三振も記録するなど、その存在感を見せつけた。

 9月には5勝をマークして月間MVPに輝くなど、最後まで高いパフォーマンスを維持した。その勢いのまま、敵地でのプレーオフ初戦に臨むダルビッシュには注目度も上がっている。リーグの公式サイト『MLB.com』は特集記事を掲載。今シーズンの活躍を振り返るとともに、36歳のベテランが貫くピッチングへの姿勢を高く評価している。

 まず、「36歳のダルビッシュはルネサンス(再生)・シーズンの真っ只中にいる」と表現した記事は、さらに「今年の安定感がパドレスのポストシーズン進出を支えた」と絶賛。そのうえで「エース級の投手陣の中で、ダルビッシュは金曜日の夜にニューヨークで始まるナ・リーグワイルドカードシリーズの第1戦の先発投手に指名された。彼は、防御率3.10を記録し、4.2fWARでローテーションをリードし、野球界で最も安定した先発投手の一人である」と評した。
 
 また、同サイトではダルビッシュが、自分自身や対戦相手、チームメイトのプレーを常に研究していると紹介。さらに「球界の誰よりも多くの球種を投げているが、それでも相変わらず好奇心旺盛だ。球史に残るほど三振を奪ったが、相変わらずハングリーである」として、その探求心を称賛した。

 加えて「ダルビッシュは宿題が大好きな子どもと同じだ。彼ほど勉強を楽しんでいる人はいない。すでに11種類の球種を投げていてなお、彼の好奇心を満たすことはできない」と日頃のプレー意識の高さを強調した。

 そして、記事内では、同僚や首脳陣のコメントも紹介。元ソフトバンクの投手で、今季から入団したニック・マルティネスが「彼はボールを操ることに関しては、おそらくこれまでで最高の選手だ」と語れば、パドレスのルーベン・ニーブラ投手コーチは「ボールを回転させることが彼の最大の楽しみなんだ」と称えた。

 すでにトップクラスのプレーヤーでありながらも、さらに学ぶことを止めないダルビッシュ。ポストシーズンでも背番号11のさらなる躍動がみられるはずだ。

構成●THE DIGEST編集部

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