36歳のベテラン右腕は圧巻のピッチングを披露した。
現地時間10月7日からメジャーリーグのポストシーズンが開幕。ナショナルリーグのワイルドカード・シリーズではサンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有が、敵地でのニューヨーク・メッツ戦で先発登板。7回1失点の好投でチームを勝利に導いた。
文字通りの大一番だった。相手先発は球界屈指の剛腕マックス・シャーザーであり、試合前から緊張感が漂っていた。ただ、今季に16勝を挙げたダルビッシュはこの日も「典型的なユウの試合だった」(ボブ・メルビン監督談)。平然と仕事を完遂した。
決してボールの球威や制球が良いわけではなかった。それでも味方打線がシャーザーを打ち崩して5回までに7点の援護を得たダルビッシュは、5回にエデュアルド・エスコバーにソロ本塁打を浴びたが、失点はこの一発のみ。終わってみれば、7回(101球)を投げ、被安打6、1失点、無四球、4奪三振の好投。是が非でも勝利が欲しい一戦でQS(6イニング以上投げて自責点3以下)も成し遂げる抜群の安定感を発揮したのだ。
注目を集めるゲームで今季ナ・リーグ最多25QSの実力を見せつけ、プレーオフでは5年ぶりの勝利を掴んだ。そんな36歳のベテラン右腕には賛辞も相次いだ。シカゴ・カブスに所属するマーカス・ストローマンは、自身のツイッターでダルビッシュを次のように絶賛した。
「ダルビッシュは、まるでマウンドに立つ芸術家だ。常にボールの変化や握りに微調整を加えている。意識して多彩なボールを操れるし、俺は本当に彼の大ファンだ。その気になれば98マイルのボールだって投げられるけど、そのパワーはいざって時に取ってある。とにかくボールの動きが凄いんだ」
投げ合った経験も持つ現役選手からも賛辞を贈られたダルビッシュ。ボブ・メルビン監督が試合後の会見で「とにかく彼らしいゲームだった」と褒めちぎったように、今日もエースは緊張を感じさせない投球を見せつけ、チームに勢いをもたらしたのだった。
構成●THE DIGEST編集部
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文字通りの大一番だった。相手先発は球界屈指の剛腕マックス・シャーザーであり、試合前から緊張感が漂っていた。ただ、今季に16勝を挙げたダルビッシュはこの日も「典型的なユウの試合だった」(ボブ・メルビン監督談)。平然と仕事を完遂した。
決してボールの球威や制球が良いわけではなかった。それでも味方打線がシャーザーを打ち崩して5回までに7点の援護を得たダルビッシュは、5回にエデュアルド・エスコバーにソロ本塁打を浴びたが、失点はこの一発のみ。終わってみれば、7回(101球)を投げ、被安打6、1失点、無四球、4奪三振の好投。是が非でも勝利が欲しい一戦でQS(6イニング以上投げて自責点3以下)も成し遂げる抜群の安定感を発揮したのだ。
注目を集めるゲームで今季ナ・リーグ最多25QSの実力を見せつけ、プレーオフでは5年ぶりの勝利を掴んだ。そんな36歳のベテラン右腕には賛辞も相次いだ。シカゴ・カブスに所属するマーカス・ストローマンは、自身のツイッターでダルビッシュを次のように絶賛した。
「ダルビッシュは、まるでマウンドに立つ芸術家だ。常にボールの変化や握りに微調整を加えている。意識して多彩なボールを操れるし、俺は本当に彼の大ファンだ。その気になれば98マイルのボールだって投げられるけど、そのパワーはいざって時に取ってある。とにかくボールの動きが凄いんだ」
投げ合った経験も持つ現役選手からも賛辞を贈られたダルビッシュ。ボブ・メルビン監督が試合後の会見で「とにかく彼らしいゲームだった」と褒めちぎったように、今日もエースは緊張を感じさせない投球を見せつけ、チームに勢いをもたらしたのだった。
構成●THE DIGEST編集部
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