一球の判定が試合の流れを変える。まさにそんなシーンが、大舞台で登板中の右腕を襲った。
パドレスのダルビッシュ有は現地時間10月12日、敵地で行われているドジャースとの地区シリーズ第2戦に先発。1回表にマニー・マチャドがクレイトン・カーショウから先制弾を放った直後、自らもフレディ・フリーマンに被弾して試合を同点に戻され、続く2回にもマックス・マンシーに勝ち越し弾を許してしまった。
初戦を落とし、レギュラーシーズンも4勝15敗とまったく歯が立たなかったドジャース相手に悪い流れとなっているが、2回のマンシーの一発は“疑惑の判定”として話題を呼んでいる。
2回先頭でマンシーを迎えた場面。ダルビッシュは簡単に2ストライクを取ると、3球目は意表を突いた69マイル(約111キロ)のカーブを投じた。MLBの試合中継ではストライクゾーンが基本的にずっと表示されており、一目でストライクかどうかが分かるようになっている。そしてこの3球目は、内角高めに“しっかり”入っていたのだが判定はボール。
【動画】3球三振…じゃない!? ダルビッシュも困惑した“疑惑”の判定をチェック
ダルビッシュは困惑した表情を浮かべながら、球審にコースと高低どちらで入っていなかったのかを問う仕草を見せ、指揮官のボブ・メルビン監督も不服そうな表情を見せていた。そしてこの後3球粘られると7球目、高めのボール球をマンシーに右翼席へ運ばれて勝ち越しを許してしまった。
もし3球目がストライクと“正確”に判定されれば三振だっただけに、悔やんでも悔やみきれない。当然、このジャッジを巡っては批判が殺到。MLB.comのパドレス番記者AJ・カッサベルは「ユウ・ダルビッシュが投じた見事な69マイルのカーブはストライクとされるべきだった」と言えば、『The Athletic』のデニス・リン記者も「残酷な判定が続いた。2ストライクから投じたスローカーブはゾーンの内側、しかもストライクと判定された2球目より低かったのに……」と憤慨している。
この後、ダルビッシュはポテンヒットを許したものの、3者連続三振で見事に立ち直ってみせた(厳密には4三振か)。果たしてこの“不運”を跳ね返し、この後のイニングでドジャース打線を止められるか注目していきたい。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】大谷翔平の“W規定到達”で蘇るイチローの言葉。天才の「予言」を超えた究極の存在へ<SLUGGER>
【関連記事】投げてはエース級、打っては主砲級! 異次元の活躍を見せる大谷翔平に米記者が訴え「満場一致でMVPであるべき」
【関連記事】ジョーダンやC・ロナウドも敵わない!? 大谷翔平のスターらしからぬ“謙虚さ”に海外メディアが注目「他の選手たちと違うのは――」
パドレスのダルビッシュ有は現地時間10月12日、敵地で行われているドジャースとの地区シリーズ第2戦に先発。1回表にマニー・マチャドがクレイトン・カーショウから先制弾を放った直後、自らもフレディ・フリーマンに被弾して試合を同点に戻され、続く2回にもマックス・マンシーに勝ち越し弾を許してしまった。
初戦を落とし、レギュラーシーズンも4勝15敗とまったく歯が立たなかったドジャース相手に悪い流れとなっているが、2回のマンシーの一発は“疑惑の判定”として話題を呼んでいる。
2回先頭でマンシーを迎えた場面。ダルビッシュは簡単に2ストライクを取ると、3球目は意表を突いた69マイル(約111キロ)のカーブを投じた。MLBの試合中継ではストライクゾーンが基本的にずっと表示されており、一目でストライクかどうかが分かるようになっている。そしてこの3球目は、内角高めに“しっかり”入っていたのだが判定はボール。
【動画】3球三振…じゃない!? ダルビッシュも困惑した“疑惑”の判定をチェック
ダルビッシュは困惑した表情を浮かべながら、球審にコースと高低どちらで入っていなかったのかを問う仕草を見せ、指揮官のボブ・メルビン監督も不服そうな表情を見せていた。そしてこの後3球粘られると7球目、高めのボール球をマンシーに右翼席へ運ばれて勝ち越しを許してしまった。
もし3球目がストライクと“正確”に判定されれば三振だっただけに、悔やんでも悔やみきれない。当然、このジャッジを巡っては批判が殺到。MLB.comのパドレス番記者AJ・カッサベルは「ユウ・ダルビッシュが投じた見事な69マイルのカーブはストライクとされるべきだった」と言えば、『The Athletic』のデニス・リン記者も「残酷な判定が続いた。2ストライクから投じたスローカーブはゾーンの内側、しかもストライクと判定された2球目より低かったのに……」と憤慨している。
この後、ダルビッシュはポテンヒットを許したものの、3者連続三振で見事に立ち直ってみせた(厳密には4三振か)。果たしてこの“不運”を跳ね返し、この後のイニングでドジャース打線を止められるか注目していきたい。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】大谷翔平の“W規定到達”で蘇るイチローの言葉。天才の「予言」を超えた究極の存在へ<SLUGGER>
【関連記事】投げてはエース級、打っては主砲級! 異次元の活躍を見せる大谷翔平に米記者が訴え「満場一致でMVPであるべき」
【関連記事】ジョーダンやC・ロナウドも敵わない!? 大谷翔平のスターらしからぬ“謙虚さ”に海外メディアが注目「他の選手たちと違うのは――」