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MLB

ダルビッシュが6回途中3失点の粘投でドジャースに勝利! 元虎スアレスの“神リリーフ”がチームを救う

THE DIGEST編集部

2022.10.13

粘りながらも試合を作ったダルビッシュ(左)。6回のピンチに登板したスアレス(右)が完璧リリーフでチームに勝利をもたらした。(C)Getty Images

粘りながらも試合を作ったダルビッシュ(左)。6回のピンチに登板したスアレス(右)が完璧リリーフでチームに勝利をもたらした。(C)Getty Images

 メジャーリーグは現地時間10月12日、ナ・リーグ地区シリーズ第2戦が行われ、パドレスが5対3でドジャースに勝利。シリーズ成績を1勝1敗のタイに戻した。この日先発したダルビッシュ有は5.0回を投げて7安打3失点、7奪三振の粘投で勝ち投手になっている。

 元ドジャースのダルビッシュが、盟友クレイトン・カーショウとの投げ合いが期待された試合は初回から試合が動く。パドレスの3番、マニー・マチャドが先制アーチを放てばその裏、ドジャース3番のフレディ・フリーマンも一発。さらに2回裏には、“疑惑の判定”でダルビッシュはマックス・マンシーを三振に打ち取れずにいると、4球目を右翼席に運ばれて勝ち越しを許してしまう。

 それでもパドレス打線は連打をつないで勝ち越し点をエースにプレゼントしたが、ダルビッシュは3イニング連続でソロアーチを浴びて試合は再び振り出しに。それでもどうにか粘って5回まで3失点にとどめると、6回表にパドレスはジュリクソン・プロファーの適時打で再び勝ち越しに成功する。
 
 ダルビッシュは5回で降板かと思われたが6回まで続投。しかし、先頭をシフトをつく当たりでアウトにできたかと思いきや、バウンドがかわってヒットを許し、さらにマンシーにも強烈な一打を食らって無死一、三塁のピンチを許したところでマウンドを降りた。絶体絶命のピンチ。ここを救ったのが、昨季まで阪神の守護神を務めていたロベルト・スアレスだ。

 101マイルのシンカーで5番のジャスティン・ターナーを空振り三振に仕留めると、続く打者を併殺打に仕留め、わずか12球で反撃の芽をつんでみせたのだ。イニングをまたいだ7回はピンチを背負ったもののここもゼロ封。硬直した中、8回表にジェイク・クローネンワースが値千金のソロ弾を放って5対3にし、流れが一気にパドレスへ流れていく。

【動画】これが神か! 元虎スアレスがダルのピンチを完璧リリーフ

 その裏は、こちらも昨季ソフトバンクに在籍していたニック・マルティネスが登板。ジョシュ・ヘイダーとつないでどうにか2点差を守り切り、最強ドジャースを相手に5対3で勝利したのだった。

 ダルビッシュはワイルドカード・シリーズのメッツ戦に続く2連勝。決して調子は良くない中でも、どうにか仕事を果たし、ゲームセットの際は雄たけびを上げて喜んでいた。

構成●THE DIGEST編集部
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