レギュラーシーズンが終わりを迎えて早1週間が過ぎた。熾烈なポストシーズンは続いているものの、米メディアでは1年を総括する特集が増えている。現地時間10月13日には、老舗専門誌『Baseball Digest』は独自の選手表彰を発表。年間最優秀選手賞には、ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジが選ばれた。
納得の選出ではある。今季のジャッジはアメリカン・リーグ年間本塁打記録(61本)を61年ぶりに更新する62ホーマーをマーク。さらに打率.311、長打率.686、OPS1.111と図抜けた打撃スタッツを残し、ヤンキースを3年ぶりの地区優勝に導いた。
なお、この投票は野球記者のほか、元選手、監督、球団幹部などを含む合計22人によって行なわれた。そのなかでジャッジは1位票を18人、2位票を4人から獲得。合計62ポイント(1位票=3ポイント、2位票=2ポイント、3位票=1ポイント)を集めた。
一方で今季のMLBにおけるア・リーグMVP候補に挙げられている大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)には、手厳しい評価が下された。
今季は「投手」で15勝、防御率2.33、奪三振率11.87というハイスタッツを残しながら、「打者」としても34本塁打、OPS.875という異次元の活躍を見せた大谷。だが、二刀流の真価を発揮した28歳は、1位票が4人、2位票が16人、3位票を1人から獲得して合計45ポイントにとどまった。22人の中には3位に彼の名前を書かなかった投票者も1人いた。
ヤンキースでは2006年のデレク・ジーター以来となる同誌のMVPに選出されたジャッジ。この"前哨戦"とも言えるレースで大谷に差をつける結果には、米メディアからも反響が相次いだ。シアトルの日刊紙『Seattle Times』は「ヤンキースのスラッガーが、二刀流スターを打ち負かした」と伝えている。
今季のMLBのMVPでもジャッジ優勢の声が強まっている。そのなかで同誌の投票は世間の見方を裏付ける結果になったと言えそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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納得の選出ではある。今季のジャッジはアメリカン・リーグ年間本塁打記録(61本)を61年ぶりに更新する62ホーマーをマーク。さらに打率.311、長打率.686、OPS1.111と図抜けた打撃スタッツを残し、ヤンキースを3年ぶりの地区優勝に導いた。
なお、この投票は野球記者のほか、元選手、監督、球団幹部などを含む合計22人によって行なわれた。そのなかでジャッジは1位票を18人、2位票を4人から獲得。合計62ポイント(1位票=3ポイント、2位票=2ポイント、3位票=1ポイント)を集めた。
一方で今季のMLBにおけるア・リーグMVP候補に挙げられている大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)には、手厳しい評価が下された。
今季は「投手」で15勝、防御率2.33、奪三振率11.87というハイスタッツを残しながら、「打者」としても34本塁打、OPS.875という異次元の活躍を見せた大谷。だが、二刀流の真価を発揮した28歳は、1位票が4人、2位票が16人、3位票を1人から獲得して合計45ポイントにとどまった。22人の中には3位に彼の名前を書かなかった投票者も1人いた。
ヤンキースでは2006年のデレク・ジーター以来となる同誌のMVPに選出されたジャッジ。この"前哨戦"とも言えるレースで大谷に差をつける結果には、米メディアからも反響が相次いだ。シアトルの日刊紙『Seattle Times』は「ヤンキースのスラッガーが、二刀流スターを打ち負かした」と伝えている。
今季のMLBのMVPでもジャッジ優勢の声が強まっている。そのなかで同誌の投票は世間の見方を裏付ける結果になったと言えそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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