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MLB

レッドソックスとカブスが有力視!? 千賀滉大のメジャー移籍に米メディアも興味津々「無敵のフォークボールを持つ」

THE DIGEST編集部

2022.10.16

日本で異彩を放ち続けてきた千賀。彼は野球人としての憧れであるメジャーの舞台に羽ばたこうとしている。写真:塚本凜平

日本で異彩を放ち続けてきた千賀。彼は野球人としての憧れであるメジャーの舞台に羽ばたこうとしている。写真:塚本凜平

 念願のメジャー移籍実現へ。日本球界を代表する右腕がいよいよ動き出す。10月15日、ソフトバンク・ホークスの千賀滉大は、今オフに海外フリーエージェント権を行使する意向を明言した。

 今シーズンにチームトップの11勝を挙げ、防御率もパ・リーグ2位の1.94を記録した千賀。文字通りエースとしてソフトバンクを牽引し、最後まで優勝争いを演じる原動力となった。

 クライマックスシリーズでは、ファイナルステージ第3戦でオリックスを相手に好投を見せた。チームは惜しくも日本シリーズ進出は逃したが、その投球内容は圧巻の一語であった。

 もっとも、千賀はかねてからメジャー移籍への意思を示し続けてきた。それだけに今季の成績で7年連続での二桁勝利も達成した実力を含めて、米国内での評判は悪くない。すでに現地メディアでは獲得候補も報じられている。

 米スポーツサイト『Bleacher Naiton』は、現地時間15日に配信された記事内で、「彼の米国到着は長い間予想されていた」と千賀のメジャー移籍について紹介。そのうえで「29歳の右腕は日本で144イニングを投げて防御率1.94を記録し、156の三振を奪った。また、許したホームランは7本だけだった」と成績を列挙し、気になる移籍先については、次のように記している。
 
「魅力的なのはシカゴ・カブスだ。彼らには先発ローテーションの最前線でインパクトを与える投手が必要であり、センガはその利点を持っている可能性はある」

 中南米の野球情報を中心に発信している専門メディア『El Fildeo』も千賀のメジャー入りついて、「シカゴ・カブスとボストン・レッドソックスがコウダイ・センガの有力な獲得先と予想される」と断言する。

 千賀について「160キロの速球を頻繁に投げ、日本屈指の無敵のフォークボールを持つ右腕は1月に30歳を迎える」と強調した同メディアは「センガは、日本のホークスに何年もMLB移籍を懇願してきたが、ようやくフリーエージェント(FA)を迎え、希望を叶えようとしている」として、現在までの経緯についても触れている。

 ようやくメジャー移籍という長年の夢を実現させようとしている千賀。彼がここからストーブリーグの主役の一人として、その名前が何度も日米両国のメディアを賑わすのは間違いない。

構成●THE DIGEST編集部

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