プロ野球ドラフト会議が10月20日、東京都内ホテルで開催され、その１巡目指名が終了した。果たして12球団はどの選手を獲得したのか。１位で指名された選手たちを振り返る。

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　今回のドラフトは、事前に９球団が１位指名を公表するという異例の事態となった。そして、中日、日本ハム、広島、楽天、巨人、西武、ソフトバンク、ヤクルト、オリックスの９球団は公表通りに指名。そのなかで競合となったのが、楽天とロッテが指名した立教大の本格派右腕・荘司康誠、巨人と阪神が指名したこの夏の甲子園のヒーロー、浅野翔吾だった。果たして抽選の結果、楽天が荘司の、巨人が浅野の交渉権を獲得した。
  　抽選を外した阪神は中央大のスラッガー・森下翔太を、ロッテは最速152キロのストレートと巧みな変化球を投げ分ける専修大の菊地吏久を指名した。また、日体大の二刀流・矢澤宏太は日ハムが交渉権を獲得。セ・リーグ覇者のヤクルトは社会人最強投手の呼び声高い吉村貢司郎（東芝）、パ・リーグ覇者のオリックスは大学最高の本格派左腕・曽谷龍平（白鷗大）をそれぞれ指名している。

　12球団の１位指名は以下のとおり。

中日：仲地礼亜（沖縄大）
日本ハム：矢澤宏太（日体大）
広島：斉藤優汰（苫小牧中央高）
ロッテ：菊地吏久（専修大）
巨人：浅野翔吾（高松商高）
楽天：荘司康誠（立教大）
阪神：森下翔太（中央大）
西武：蛭間拓哉（早稲田大）
DeNA：松尾汐恩（大阪桐蔭高）
ソフトバンク：イヒネ・イツア（誉高）
ヤクルト：吉村貢司郎（東芝）
オリックス：曽谷龍平（白鴎大）

構成●THE DIGEST編集部