プロ野球

SB王貞治会長、将来性+即戦力の指名に「思惑通り」。1位指名の大型遊撃手イヒネの成長を待望「本当に楽しみ」

THE DIGEST編集部

2022.10.21

ドラフト会議の指名結果に満足感を示した王会長。1巡目指名のイヒネには大きな期待を寄せた。(C) Getty Images

 プロ野球ドラフト会議が10月20日、都内ホテルで行なわれた。福岡ソフトバンクホークスの王貞治会長が支配下選手の全指名結果を受けて、「思惑通りのドラフトになった」と前向きなコメントを残している。

【表】ソフトバンク ポジション別年齢分布
 ソフトバンクは事前の公表通り、誉高のイヒネイツア内野手を1巡目に指名。ナイジェリア出身、潜在能力に溢れる大型遊撃手の交渉権を競合なしで獲得すると、2巡目には右腕・大津亮介(日本製鉄鹿島)、3巡目に左の強打者・甲斐生海(東北福祉大)、4巡目は最速146キロのサウスポー大野稼頭央(大島高)、5巡目に直球が持ち味のサウスポー松本晴(亜細亜大)、そして6巡目には強肩強打が魅力の捕手、吉田賢吾(桐蔭横浜大)を指名している。

 王会長はまず、1巡目指名となったイヒネに言及。「将来性豊かな選手ということで本当に楽しみ。ウチに来て、どれだけの選手に成長してくれるか」と語り、粗削りながらスケールの大きさを感じさせるショートストップに大きな期待を寄せた。

 さらに、「2巡目以降も思惑通りのドラフトになったんじゃないか。世代交代を迎えた今のチーム状況に合った、即戦力の選手も指名できているしね」と、若手の台頭が待ち望まれる投手陣を中心とした即戦力補強が叶ったことに満足感を示した。

 王会長はまた「いずれも将来が楽しみな選手たち。ホークスでのびのびと大きく成長していってくれるといいね」と話し、王座奪還を目指す若鷹軍団を牽引する選手の登場に期待を寄せていた。

構成●THE DIGEST編集部
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