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伝説投手シリングが絶賛した大谷翔平の“人間性”。球宴での憤死直後に見せた笑顔が話題に「もう指標では推し量れない」

THE DIGEST編集部

2022.10.26

オールスターではスーパースターたちとの対戦を楽しむような笑顔を見せた大谷。この時の表情に注目が集まった。(C)Getty Images

 いまや一挙手一投足に熱視線が向けられる大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)。この稀代の天才は投打二刀流の活躍もさることながら、プレー以外の振る舞いも高く評価されている。

 その事実を改めて強調したのが、かつてボストン・レッドソックスなどで活躍したカート・シリング氏だ。現役時代に最多勝と最多奪三振にそれぞれ2度輝いたレジェンド投手は、米ポッドキャスト番組「PBD Podcast」に出演。そのなかで、「ショウヘイ・オオタニは本当に良い男だよ」と訴え、今年7月に開催されたオールスターでのワンシーンに言及した。

 番組内で語られたのは、意外なシーンだった。この試合に「1番・DH」で先発した大谷は、ナショナル・リーグの先発左腕クレイトン・カーショウ(ロサンゼルス・ドジャース)からいきなりセンター前ヒットを放つも、直後に牽制で刺されて憤死。この時に野球を心底楽しむかのような笑顔をエンジェルスの背番号17は浮かべていたのだが、シリング氏はこの表情をクローズアップしたのである。
 
 番組司会者のトリック・ベトデイビット氏から「ああいう性格的な部分は教えられて出来るものじゃないと思うんだけど」と問われたシリング氏は、「間違いなくセイバーメトリクスなんかじゃ推し量れないね」と昨今の米球界の風潮にクギを刺すように持論を展開した。

「最近ではセイバーメトリクスがどんなものも評価するようになったのを見てきた。でも、それを生み出したのは野球をやったことがない高学歴の人間たちだ。彼らは決して化学反応を測ることはできないんだ。たとえどれだけセイバーメトリクスが発達しても、そんな指標では推し量れないぐらいにオオタニは重要な選手だと思う」

 歯に衣着せぬ言動で話題を呼ぶシリング氏。そんな伝説的な名投手に「(ベーブ・)ルースでさえも、彼を越えられない。オオタニの方がよっぽどすごい」と断言させてしまう大谷は、やはりただ者ではない。

構成●THE DIGEST編集部

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