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MLB

大谷翔平と菊池雄星の“花巻東トレード”を米記者が提唱! 実力派遊撃手も含んだ交渉のメリットは?「最大の問題を満たす」

THE DIGEST編集部

2022.10.29

花巻東の先輩後輩である菊池(左)と大谷(右)。この二人が絡んだトレードが実現すれば、日本でも話題となるのは必至だ。(C)Getty Images

花巻東の先輩後輩である菊池(左)と大谷(右)。この二人が絡んだトレードが実現すれば、日本でも話題となるのは必至だ。(C)Getty Images

 オフシーズンも偉才の娯楽は全く尽きる気配がない。今季も二刀流でメジャーを席巻した大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。

 現地時間10月28日からワールドシリーズがスタートするメジャーリーグだが、水面下では各球団がストーブリーグでの補強に向けて準備を進めている。そうしたなかでもエンジェルスの背番号17の存在感は薄れない。

 史上初の「投打のダブル規定到達」という偉業を成しえたレギュラーシーズンの終了直前である10月1日(現地時間)、大谷はエンジェルスと1年3000万ドル(約43億4000万円)の契約を締結。一部メディアでは、この昇給によって少なくとも契約満了となる23年シーズンいっぱいは残留するという見方が強まった。だが、今オフの人気銘柄と見られていた天才だっただけに、トレードの可能性は消えていない。

 ニューヨーク・メッツやロサンゼルス・ドジャース、さらにはシカゴ・カブスなど「獲得に本腰を入れている」と現地で報じられた球団は決して少なくない。いずれも自軍のトッププロスペクトを複数枚売りに出してでも、二刀流スターを獲得しようとしていると伝えられている。依然として、そうした噂が囁かれているなかで、新たな“買い手”として報じられたのが、群雄割拠のアメリカン・リーグ東地区で今季も実力を見せつけたトロント・ブルージェイズだ。

 現地時間10月28日、米老舗スポーツ専門誌『Sports Illustrated』のブルージェイズ番を務めるイーサン・ディアマンダス記者は、米版『Yahoo! Sports』に「ブルージェイズがショウヘイ・オオタニなどを獲得するブロックバスタートレード(大トレードの意)の可能性を探る」と銘打ったレポートを掲載。電撃的な交渉を訴えた。
 
 ディアマンダス記者は、大谷を獲得する見返りとして、球界屈指の遊撃手ボー・ビシェットと、日本人左腕で、今年3月にフリーエージェントで入団した菊池雄星の放出を断言。そのうえで「このトレードはトロントにとってもリスクを伴う」とし、交渉のメリットをこう説いている。

「ブルージェイズは23年のオフに契約満了となるオオタニとのたった1年のために、重要なタレントであるビシェットとの4年契約を放棄しなければならない。ただ、キクチを含めれば、トレードは理解できるようになるだろう。それにビシェットはハロス(エンジェルスの愛称)の再建のためにインセンティブになる。

 契約内容はさておき、オオタニにすべてを賭けることを今さら正当化する必要はないはずだ。この28歳は一つのロースター枠を埋めるだけで、ブルージェイズが求める最大の問題(先発投手と左の強打者)を即座に満たす。間違いなく球団のフランチャイズ史を変える交渉であり、MLB史でも最も魅力的なトレードのひとつになる」

 はたして、日本人同士が絡んだ衝撃的なトレードは実現するのか。仮に成功した場合には、ブラディミール・ゲレーロJr.と大谷の興味深い共闘が見られるわけだが……。

構成●THE DIGEST編集部

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