日本球界が誇る剛腕の挑戦に“注目度”が高まっている。
現地時間11月5日にヒューストン・アストロズの2017年以来2度目の世界制覇で幕を閉じたワールドシリーズ。この2022年シーズンの終了とともにメジャーリーグはフリーエージェント(FA)となった131選手が公表され、熾烈なストーブリーグが始まった。
アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)やジェイコブ・デグロム(ニューヨーク・メッツ)など今冬も大物の移籍に注目が集まるなかで、米球界で小さくない期待を集めているのが、ソフトバンクからの海外FAでメジャー移籍を狙っている千賀滉大だ。
昨オフ、年俸6億円の5年契約を交わした際にオプトアウト(契約破棄条項)を組み込み、メジャー挑戦の意向を示していた千賀。7年連続となる2桁勝利(11勝)を挙げた今季も奪三振率9.75、防御率1.89、WHIP1.04とエース級の力を見せつけ、メジャースカウト陣の声価も高まった。
すでに海外FA選手として登録され、まず間違いなく“世界最高峰の舞台”に挑むとされている千賀。それだけに現地メディアからも熱視線が注がれている。現地時間11月6日には、MLB公式サイトが「ポテンシャルを持つFA選手TOP20」と銘打った特集記事内で29歳の日本人をピックアップ。なんとメジャー屈指の左腕クレイトン・カーショウ(ロサンゼルス・ドジャース)よりも上の11位の評価を下している。
無論、このランキングは巷での注目度を大きく反映させたものである。ゆえにドジャース退団の可能性が小さいカーショウよりも千賀が高い順位となったのは必然とも言える。しかし、多士済々の米球界でTOP20に食い込んだ事実は興味深いところ。ちなみにMLB公式サイトは、次のように日本人右腕への寸評を打っている。
「センガがMLB球団と契約する保証はないものの、彼の陣営は今冬に多くの球団からのオファーを吟味することが予想される。日本のプロ野球での11シーズンで、防御率2.59、WHIP1.11という高スタッツに加え、最速101.9マイルを計測した速球を持つ彼はとりわけ結果を残せる先発投手を必要とする多くの球団がターゲットにするだろう」
すでに現地メディアで、その存在が広く伝えられている千賀。はたして、29歳の剛腕を射止めるのはどの球団になるのか。その動向の行方が見逃せない。
構成●THE DIGEST編集部
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アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)やジェイコブ・デグロム(ニューヨーク・メッツ)など今冬も大物の移籍に注目が集まるなかで、米球界で小さくない期待を集めているのが、ソフトバンクからの海外FAでメジャー移籍を狙っている千賀滉大だ。
昨オフ、年俸6億円の5年契約を交わした際にオプトアウト(契約破棄条項)を組み込み、メジャー挑戦の意向を示していた千賀。7年連続となる2桁勝利(11勝)を挙げた今季も奪三振率9.75、防御率1.89、WHIP1.04とエース級の力を見せつけ、メジャースカウト陣の声価も高まった。
すでに海外FA選手として登録され、まず間違いなく“世界最高峰の舞台”に挑むとされている千賀。それだけに現地メディアからも熱視線が注がれている。現地時間11月6日には、MLB公式サイトが「ポテンシャルを持つFA選手TOP20」と銘打った特集記事内で29歳の日本人をピックアップ。なんとメジャー屈指の左腕クレイトン・カーショウ(ロサンゼルス・ドジャース)よりも上の11位の評価を下している。
無論、このランキングは巷での注目度を大きく反映させたものである。ゆえにドジャース退団の可能性が小さいカーショウよりも千賀が高い順位となったのは必然とも言える。しかし、多士済々の米球界でTOP20に食い込んだ事実は興味深いところ。ちなみにMLB公式サイトは、次のように日本人右腕への寸評を打っている。
「センガがMLB球団と契約する保証はないものの、彼の陣営は今冬に多くの球団からのオファーを吟味することが予想される。日本のプロ野球での11シーズンで、防御率2.59、WHIP1.11という高スタッツに加え、最速101.9マイルを計測した速球を持つ彼はとりわけ結果を残せる先発投手を必要とする多くの球団がターゲットにするだろう」
すでに現地メディアで、その存在が広く伝えられている千賀。はたして、29歳の剛腕を射止めるのはどの球団になるのか。その動向の行方が見逃せない。
構成●THE DIGEST編集部
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