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メッツが千賀滉大&吉田正尚のW獲りへ動く!? 混沌化する獲得競争にはヤンキースやマリナーズも参戦

THE DIGEST編集部

2022.11.12

今オフ去就が注目されるソフトバンクの千賀(左)とオリックスの吉田(右)。米球界でも日増しに注目が上がっている。(C)THE DIGEST

 NPB投打の目玉に、ニューヨーカーも興味津々のようだ。

 現地11日、ニューヨーク・メッツがソフトバンクの千賀滉大とオリックスの吉田正尚、日本人2名のダブル獲りを目指していると、ニューヨークのスポーツ専門メディア『Metsmerized Online』が報じた。
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 日夜メッツに関するありとあらゆる情報を発信している同サイトは、海外フリーエージェント(FA)権を行使しメジャー移籍を目指している千賀と、ポスティングシステムでメジャー入りを希望している吉田をメッツがスカウトしたというのだ。

 マイケル・メイヤー記者によると、千賀の代理人であるジョエル・ウルフ氏はMLB記者団に対し「コウダイ・センガは大都市圏に行きたがっている。彼は強くて裕福なチームでプレーしたいんだ」と語っており、大都市圏で豊富な資金力を誇るメッツが有力とみている。
 
 投打で日本球界屈指のレベルにある両雄は、ともにメッツ側の評価も高いようだ。

 同記事によると、「センガは29歳の先発右腕。NPBで通算1089イニング投げて、防御率2.59。今季は22試合に登板して防御率1.94を記録した。100マイル(約160キロ)の速球、カットボール、スライダー、そして"お化けフォーク"の愛称で親しまれているフォークボールで打者を振り回す」と千賀の代名詞である"お化けフォーク"を紹介。「メッツは来シーズンに向けて3人の先発投手を入れ替えなければならないので、センガはメッツのロースターに適している」と綴いている。
 
 一方、吉田については「ヨシダはオリックスからポスティングされる必要がある。ポスティングされれば、30日以内にMLBのどこかの球団と交渉して契約することができる」と前置きした上で「29歳の外野手で、出塁率に定評がある。今季は出塁率.447でNPBをリードし、2年連続(2020・21)で首位打者を獲得している。しかも、ヨシダはバットもポップさがあり、2018年以降はOPS.956以上を記録し、111本のホームランを打ち込んでいる」と吉田のミート力とパワーを兼ね備えたバッティングを好評価する。

 メッツが今オフ、NPB投打の目玉獲得に動いた場合は争奪戦になることは必至だろう。米メディア『MLBネットワーク』のジョン・モロシ記者によると「テキサス・レンジャーズ、トロント・ブルージェイズ、シアトル・マリナーズ、メッツ、シカゴ・カブスは既にセンガに興味を持っている。このうちマリナーズ、ブルージェイズ、カブスはセンガの代理人であるウルフ氏と事前協議をする意向だ」と述べている。

 さらに、モロシ記者によると「ヤンキースはヨシダの買い手となりうる可能性のあるチームだ。アーロン・ジャッジとアンドリュー・ベニンテンディがFAとなり、それらロースターの少なくとも一つを埋めるために探している」と、メッツと同じニューヨークを拠点とするライバル球団も候補に挙げている。

 千賀と吉田が揃ってオレンジのユニホームに袖を通す場面が見られるのか。MLBストーブリーグの行方は、混沌としている。

構成●THE DIGEST編集部

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