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「日本球界で最高の打者」NYメディアが吉田正尚のヤンキース加入を熱望! 「ジャッジなしでは生きられない」名門の救世主に

THE DIGEST編集部

2022.11.15

パワーもさることながら、ミート力の高さも魅力の吉田。その打棒に米メディアからも賛辞が送られている。(C)THE DIGEST

 日本球界が誇る天才ヒッターの去就に関する話題が沸騰している。今オフにオリックスからのポスティングによるメジャー移籍が有力視されている吉田正尚だ。

 今季のオリックスの日本一に大きな貢献を果たした吉田。プロ7年目にして打率.335、OPS1.008、得点圏打率.367と堂々たる成績を残した29歳は、メジャー関係者の間でも垂涎の的だ。すでにシアトル・マリナーズといった球団名も挙がっており、水面下で獲得に動き出すとされている球団は少なくない。

 実際にポスティングするとなれば、争奪戦は必至とみられる吉田。そんな日本人スラッガーの動向には、米メディアも熱視線を向けている。日夜ニューヨークのスポーツチームの情報を発信し続けている『Empire Sports Media』は、「ヤンキースの理想的なオフシーズン」と銘打った特集記事を掲載。贔屓球団の今オフにおける動向を予想したなかで、吉田の持つ可能性を紹介した。

 もっとも、今オフのヤンキースにとって最重要課題となるのは、アーロン・ジャッジの引き留めだ。2022年にアメリカン・リーグ記録となる62ホーマーを放った主砲の流失となれば、チーム編成を抜本的に見直さなくてはならない。実際、同メディアも「今のヤンキースはジャッジなしでは生きられないチームだ。彼は間違いなく史上最高であり、球団はまず何よりも先に残留させなければならない」と熱弁を振るっている。
 
 そのうえで『Empire Sports Media』は「ヤンキースは左利きの有能な打者の獲得に飛びつく必要がある」と、吉田獲得を訴えている。

「ヨシダは日本球界で最高の打者であり、我々は彼の能力の虜になっている。今年は打率.335、wRC+201、21本塁打を打った彼はエリートと呼べるだけのコンタクトスキルと堅実なパワーツールを兼ね備えている。とくにレフトの穴埋めが必要なヤンキースの現状を考えると、確かなパワーを持つハイコンタクトの左打者を連れてくることに異論はないはずだ」

 無論、ポスティングとなる吉田には、それ相応の大金を支払う必要性があるが、同メディアは「3年5000万ドル(約70億円)」と指摘。かなりの高額になるが、29歳のスラッガーに対する期待の高さを感じさせる額だと言える。

 はたして、吉田が伝統のピンストライプのユニホームに袖を通す日は訪れるのか。その動向から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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