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「もう対戦しなくて済む」エンジェルス新加入左腕が大谷翔平との共闘に胸躍らす! 偉才放つ二刀流に「世代を超えた才能」と敬意

THE DIGEST編集部

2022.11.19

来季エンジェルスに加入することが決まったアンダーソン(右)。今季ドジャースで15勝した左腕が大谷(左)とともに9年ぶりのPS進出を狙う。(C)Getty Images

 新加入の左腕も二刀流スターとの"共闘"に胸を膨らませている。

 現地時間11月15日、MLB公式サイトをはじめとする複数の米メディアは、今オフにロサンゼルス・ドジャースからフリーエージェント(FA)となっていたタイラー・アンダーソンが、ロサンゼルス・エンジェルスと3年総額3900万ドル(約54億2600万円)で契約合意したと一斉に報じた。

 メジャー7年目の今季は、30試合で自己最多の15勝(5敗)、防御率2.57、138奪三振、34四球と安定したパフォーマンスを発揮し、チームの地区優勝に貢献したアンダーソン。6月15日のエンジェルス戦では、大谷翔平に痛恨の三塁打を打たれながらも、9回1死までノーヒッターの快投を見せたのも記憶に新しい。
【動画】T.アンダーソンの快挙を阻止!9回1死で放った大谷翔平の三塁打をチェック

 そんなアンダーソンは現地時間17日、オンラインで行なわれた会見に出席。エンジェルスの地元紙『Los Angeles Times』によると、新天地でプレーする来季へ向けて、「このチームの一員になれば、きっと素晴らしいものになると思う。優れた選手がたくさんいるからね」と現在の心境を語っている。
 
 また、チームメイトとなる大谷に関しては、「信じられない才能の持ち主。滅多にお目にかかれない、世代を超えた才能だ」と絶賛のコメント。「もう対戦しなくても済むというのが本当に嬉しい」と続け、「彼に投げたときは、最低でも三塁打以上を打たれているような気がする」と印象を明かしていた。

 投手力の改善が補強ポイントの一つだったエンジェルスにとって、このアンダーソンが大きな存在となることは間違いないだろう。果たして2014年以来、9年ぶりのポストシーズン進出を目指す来季は、どんなシーズンとなるだろうか。大谷個人の活躍とともに、チームの奮闘にも期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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