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「MLB到着日が決定」三冠王・村上宗隆のポスティング容認に米メディアが反応!25歳でのメジャー移籍に期待の声「多くの可能性を秘める」

THE DIGEST編集部

2022.12.11

球団史上最高額で契約を更改した村上。3年後のMLB移籍に向け、米球団も熱視線を送る。写真:THE DIGEST写真部

 東京ヤクルトスワローズの村上宗隆は今月9日、球団と契約交渉を行い、3億8000万円増となる年俸6億円プラス出来高払いでサインしたと発表した。3年総額18億円の大型契約を結んだと伝えられ、2025年のシーズン終了後にポスティングシステムを利用してのMLB挑戦も容認されたという。
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 2022年は三冠王に輝き、日本出身選手として歴代最多となる56本塁打を記録、さらに2年連続でのリーグMVPも受賞するなど主役の座を張り続けた。来季以降へ向け新たに結んだ契約は、まさに日本球界最強打者に相応しい内容と言えるだろう。

 もちろんファンの関心を惹くのは金額などの数字ばかりではない。既に村上本人がMLB移籍の意思があることを示しており、球団も3年後の移籍を容認したことで、さらに明確なイメージが描かれることとなった。

 現在22歳の村上が、日本などの国からメジャー・リーグ移籍の際に契約金の上限が定められる「25歳ルール」に抵触することのない2025年オフ、米球団と巨額の契約が結ばれるとも予想されている。そして当然、海外メディアも日本人スターの未来には興味津々のようだ。
 
 米専門サイト『Call to the Pen』では、現地時間10日、村上の契約更改を報じるとともに、近い将来の米球界入りにも言及している。

「ムネタカ・ムラカミのMLB到着日が決定した」と銘打たれた記事内で、今回の契約内容について触れており「ムラカミは確かにその報酬に値する。2022年、彼は三冠王を獲得するという歴史的なシーズンを送った」と称えている。

 そのうえで「ムラカミは2月上旬には23歳を迎え、全盛期にはほど遠い年齢だ。3年契約となったことでポスティングは2025年であり米球界移籍時の年齢は25歳。彼はまだ多くの可能性を秘めている」と今後へ期待を寄せた。

 さらに「(3年後は)ムラカミには契約金の制限がない。マサタカ・ヨシダがボストン・レッドソックスと5年総額9000万ドルで合意し、オリックス・バファローズが1540万ドルの契約を結んだことを考えれば、スワローズはかなりの大金を手にすることができるだろう」として、ポスティングによる譲渡金にも見込みを述べている。

 記事には他に、「米球団は、彼のMLB移籍についてタイムラインを持つこととなった」とも記されている通り、これまで以上にその一挙手一投足には熱視線が送られることが確実となった。大きな未来を見据える若きスラッガーが今後、どれだけの進化を遂げるのか、楽しみは膨らむばかりだ。

構成●THE DIGEST編集部

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