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大谷翔平の今季第1号“プレイボール弾”が再脚光「相手投手の完璧なリアクション」が生まれた鮮烈アーチを称賛

THE DIGEST編集部

2022.12.29

今シーズンの第1号本塁打が再び脚光を浴びた大谷。来季も二刀流での活躍に大きな期待がかかる。(C) Getty Images

 二刀流スターの"お目覚め弾"に再び脚光が当てられている。

 現地時間12月28日、米老舗スポーツ誌『Sports Illustrated』は、「今年のホームラン・リアクション」と題した特集を掲載。メジャー・リーグの2022年シーズンを振り返る上で、ホームランを打たれた投手の反応に注目しており、その一つに大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)の今季1号が取り上げられた。
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 現地4月15日に行なわれた敵地テキサス・レンジャーズ戦でのワンシーンだ。渡米後ワーストの開幕7戦、30打席ノーアーチと快音から遠ざかっていた大谷だが、この日は「1番・DH」でスタメン出場すると、プレイボール直後の初球をフルスウィング。速球を完璧に打ち返し、待望の一発を放って見せたのだ。
 
 一方、この場面で大谷と対峙していたのは、レンジャーズの先発右腕マット・ブッシュ。高めの95.9マイル(約154.3キロ)を投じたが、大谷が弾き返した打球はぐんぐんと飛距離を伸ばしていき、右中間スタンドへ飛び込む鮮烈アーチに。試合の出鼻をいきなり挫かれたブッシュは、ただただ天を仰ぐしかなかった。

 記事内では、自身5本目の先頭打者弾を放った大谷について、「エンジェルスのスーパースター」と表現すると、「これがオオタニにとって今季初のホームランであり、ブッシュの完璧なリアクションを生んだ」とコメント。「彼(ブッシュ)は振り返らなかった。ただ顔を上げたのだ」とその様子が説明されている。

 この試合では、第3打席でも第2号アーチを打ち込むなど、"らしさ全開"だった大谷。最終的に22年シーズンの本塁打数は34本で、アメリカン・リーグ4位となり、その才能をまたしても世界に知らしめたが、果たして来年はどんなパフォーマンスが見られるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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