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「こいつから学ばなきゃいけない!」元エ軍同僚投手が語った“偉才”大谷翔平からの学び「自分がマヌケだと思えた」

THE DIGEST編集部

2022.12.28

エンジェルスで1年間プレーしたロレンゼン(左)は、大谷(右)から何を得たのか。(C)Getty Images

エンジェルスで1年間プレーしたロレンゼン(左)は、大谷(右)から何を得たのか。(C)Getty Images

 メジャーの檜舞台で実績を積んできた30歳の中堅投手にとっても、稀代の天才プレーヤーとの日々は格別だったようだ。現地時間12月25日に、MLB公式ネットワーク番組『MLB Network』に出演したマイケル・ロレンゼンは、エンジェルスで同僚だった大谷翔平との思い出を回想した。

 昨オフに1年675万ドル(約9億円)で契約し、エンジェルスに入団したロレンゼン。彼が入団時から「全然普通じゃないことをやっている」と心待ちにしていたのが、球界で唯一無二とされる二刀流を貫いていた大谷との共闘だった。

 とりわけ100マイル(約160.9キロ)を超える4シームに加えて、スプリットやスライダーなどを多彩に操るピッチングには興味があった。「ショウヘイのピッチングを間近で見られたのは素晴らしいことだった」と振り返るロレンゼンは、「そんな機会を与えられて何かを学ばないとしたらそれは自分がマヌケだと思えた。『俺はこいつから学ばなくちゃいけない』と思ったよ」と大谷とともにプレーした日々を語った。
 
「彼との会話や特定の状況で打者にどういう攻めをするかを見ることが、俺にとっては大いに役に立った。ショウヘイはとにかく頭がいい。あれだけ自分の技術を掘り下げているからこそ、両方ができるんだ。バッティングもそうだけど、彼は自分の技術を深く分析し、こうすればこうなるというようなことを深く理解している。だから非常に高い技術を持っているんだ」

「今まで見たどの投手よりも三振が取れる」という大谷から学びを得た影響は小さくなかった。シーズン中に故障離脱を余儀なくされる時もあったロレンゼンだったが、終わってみればキャリア最多タイとなる8勝をマーク。WHIP(1投球回あたり何人の走者を出したかを表す数値)も1.28とまずまずのスタッツを残したのだ。

 今月14日に年俸は850万ドル(約11億5000万円)でタイガースへの移籍が決定したロレンゼン。この右腕が大谷から“盗んだ”技術力を新天地で活かせるかに注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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