2022年のメジャーリーグ(MLB)も、数え切れないほどの華やかなプレーが人々の記憶に刻まれるシーズンとなった。今季も驚異的なパフォーマンスで多くの視線を集めたロサンジェルス・エンジェルスの大谷翔平、さらに62本塁打を放ちア・リーグ記録を塗り替えたニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジはそれぞれの成績とともに、MVP選考でも最後までファンを大いに盛り上げた。
【動画】鮮やか奪三振で咆哮! 米識者も驚いた大谷翔平の「ありえないスライダー」をチェック もちろん、その他にも多くのトピックで溢れた2022年シーズンを、米老舗誌『Sports Illustrated』が公式サイト上で総括しており、ネガティブな記憶である1年前の当時の状況なども思い返している。
12月30日に配信となった記事の中で「1年前、私たちは2022年の野球がいつ行われるのかわからなかった」と記しており、続けて「その約1ヶ月前、新しい労働協約が結ばれないままメジャーリーグの30人のオーナーが選手をロックアウトし、27年ぶりの労働争議が勃発した。それがいつまで続くかは分からないが、ひどいことになるのは目に見えていた」と振り返った。
また「この年はマイナーリーガーが組合を結成した年でもあった。これは、選手たちが何十年も直面してきたひどい労働条件や生活環境に立ち向かうための記念すべき一歩となった」として、9月に認可されMLB選手会に加入されたマイナー選手による新組織を評している。
それ以外では、ナ・リーグでのDH制導入やジャッジの本塁打記録にも触れながら、二刀流スターが所属するチームのレギュラーシーズンにも言及した。同メディアは「ポストシーズン(PS)出場チームも拡大された今季だが、エンジェルスはショウヘイ・オオタニが前年度のMVP受賞を上回る活躍を見せたものの、加わることは出来なかった」として、さらに「マイク・トラウトは、わずか119試合の出場にもかかわらず、アメリカン・リーグで2番目に多い40本のホームランを放った。世代を超えた2人の才能の浪費は、とにかくもう1年、アナハイムで続く」と苦言を並べた。
その上で「今年のフリーエージェント(FA)は混沌としていたが、来年のオフシーズンには、オオタニが最高の打者、投手として市場に登場することだろう」と来オフにFAとなる大谷への見込みも述べている。
球界全体を振り返るとともに、エンジェルスの低迷にも見解を示している今回のトピック。我々ファンも来るべき2023年こそ、大谷のPS出場が現実になることを願わずにいられない。
構成●THE DIGEST編集部
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また「この年はマイナーリーガーが組合を結成した年でもあった。これは、選手たちが何十年も直面してきたひどい労働条件や生活環境に立ち向かうための記念すべき一歩となった」として、9月に認可されMLB選手会に加入されたマイナー選手による新組織を評している。
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その上で「今年のフリーエージェント(FA)は混沌としていたが、来年のオフシーズンには、オオタニが最高の打者、投手として市場に登場することだろう」と来オフにFAとなる大谷への見込みも述べている。
球界全体を振り返るとともに、エンジェルスの低迷にも見解を示している今回のトピック。我々ファンも来るべき2023年こそ、大谷のPS出場が現実になることを願わずにいられない。
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