韓国球界が誇る至宝は、早くもメジャーを見据えている。22年シーズンのKBOリーグでMVPに輝いたイ・ジョンフ(キウム・ヒーローズ)だ。
現在24歳の逸材が秘めたるポテンシャルは「超」がつくほど特大だ。かつて「韓国のイチロー」と呼ばれ、1998年から2001年まで中日でプレーしたイ・ジョンボム氏を父に持つ、愛知県生まれのサラブレッドは、プロ6年目の昨季に打率.349で2年連続首位打者に輝いたほか、リーグ最多となる打点(113)、OPS(.996)といずれもハイアベレージをマーク。本塁打数もキャリアハイの23本を叩き出し、自身初のMVPを手にしていた。
もはや国内ではナンバーワンヒッターだ。ゆえに本人は次なる舞台にターゲットを絞っている。昨年12月に行なわれた契約更改でイ・ジョンフは、23年のオフにポスティングシステムを行使してのメジャー移籍を明言。これをキウムも了承する意思を表明し、今季終了後に“球界最高峰”の舞台に行く可能性が高まったのである。
当然ながら入札をしてくれる球団がない限りメジャー移籍は叶わない。だが、現時点における韓国メディアの見方は楽観的なものが多い。ポータルサイト『OSEN』は、「イ・ジョンフと似たスタイルのヨシダが、9000万ドル(約117億円)の巨額を得るのは肯定的な証だ」とし、オリックスからのポスティングでレッドソックスと巨額契約を締結した吉田の存在が追い風になると強調した。
また、韓国の日刊紙『朝鮮日報』は、昨年のKBOリーグで打撃5冠(打率、安打、打点、出塁率、打率)を達成したイ・ジョンフについて「実力はすでに証明されている」と断言。そのうえで、来年も25歳という若さがある逸材の可能性を説いた。
「まだ来オフ時点でも25歳にすぎないイ・ジョンフは、若さが交渉において有利に働く可能性は小さくない。今冬にはヨシダやセンガといった日本人選手が大型契約を締結したが、今のまま行けば、イ・ジョンフも日本人選手たちに負けない“大当たり”になるだろう」
さらに同紙は「メジャーに挑戦した韓国人選手の中で最高の待遇を受けるだろう」と期待を寄せてもいる。国内メディアからの期待が高まる一方のイ・ジョンフは、はたして、どれだけの大型契約を結べるのか。いまから交渉の行方に興味は尽きない。
構成●THE DIGEST編集部
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もはや国内ではナンバーワンヒッターだ。ゆえに本人は次なる舞台にターゲットを絞っている。昨年12月に行なわれた契約更改でイ・ジョンフは、23年のオフにポスティングシステムを行使してのメジャー移籍を明言。これをキウムも了承する意思を表明し、今季終了後に“球界最高峰”の舞台に行く可能性が高まったのである。
当然ながら入札をしてくれる球団がない限りメジャー移籍は叶わない。だが、現時点における韓国メディアの見方は楽観的なものが多い。ポータルサイト『OSEN』は、「イ・ジョンフと似たスタイルのヨシダが、9000万ドル(約117億円)の巨額を得るのは肯定的な証だ」とし、オリックスからのポスティングでレッドソックスと巨額契約を締結した吉田の存在が追い風になると強調した。
また、韓国の日刊紙『朝鮮日報』は、昨年のKBOリーグで打撃5冠(打率、安打、打点、出塁率、打率)を達成したイ・ジョンフについて「実力はすでに証明されている」と断言。そのうえで、来年も25歳という若さがある逸材の可能性を説いた。
「まだ来オフ時点でも25歳にすぎないイ・ジョンフは、若さが交渉において有利に働く可能性は小さくない。今冬にはヨシダやセンガといった日本人選手が大型契約を締結したが、今のまま行けば、イ・ジョンフも日本人選手たちに負けない“大当たり”になるだろう」
さらに同紙は「メジャーに挑戦した韓国人選手の中で最高の待遇を受けるだろう」と期待を寄せてもいる。国内メディアからの期待が高まる一方のイ・ジョンフは、はたして、どれだけの大型契約を結べるのか。いまから交渉の行方に興味は尽きない。
構成●THE DIGEST編集部
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