稀代の二刀流に来年オフ、トレードの噂が噴出した。

　現地１月15日、メジャーリーグ（MLB）の公式サイト『MLB.com』が「最新のフリーエージェントとトレードの噂」と題した記事を掲載した。

　記事によると「ロサンゼルス・エンジェルスが2023年シーズン後に契約延長に署名をしない限り、来年オフのフリーエージェント（FA）で最も期待されている選手は、二刀流のスーパースター・ショウヘイ・オオタニである」とMLBで異彩を放つ大谷翔平の来年オフの動きを早くも予想している。

　同記事のなかでは、ダルビッシュ有が所属するサンディエゴ・パドレスが来年オフ、エンジェルスの二刀流スター・大谷の獲得を本気で狙っており、パドレス以外にも同じロサンゼルスを本拠地にするドジャースも噂に挙がっているという。

　米全国紙『USA Today』のボブ・ナイテンゲール記者によると、ドジャースは以前から大谷が移籍市場に出れば、いつでも獲得に乗り出すと噂されており、ドジャースにとってパドレスは大谷獲得への最も厳しい競争相手であり、パドレス側は大谷の本気獲りに向け「全力を尽くす」つもりだという。
  　パドレスは去年12月にショートのザンダー・ボガーツと大規模な長期契約を結んだが、三塁手のマニー・マチャドとは今季終了後に現在の契約に対してオプトアウト（選手が自ら契約を途中で破棄する選択ができる契約解除）を行使できることになっている。これを行使すれば、パドレスが大金を大谷獲得のために使う可能性は十分にあると、同サイトは指摘している。

　あくまで現段階での噂だが、もしパドレスが本気で28歳の二刀流を獲得しようものなら、ダルビッシュ有と大谷が同じチームでプレーする。ファンにとっては、たまらない夢のような話であることは間違いない。

構成●THE DIGEST編集部

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