プロ野球

NPB、12球団監督会議で“大谷ルール”の適用を検討!“引き分けルール”には賛否両論「ファンが納得するのか」「難しい部分もある」

THE DIGEST編集部

2023.01.18

12球団監督会議で座長を務めた岡田監督は、その後記者会見でその内容を発表した。写真は会見中のスクリーンショット

 1月18日、プロ野球12球団と一般社団法人日本野球機構が『12球団監督会議』が開催され、その後、オンラインで記者会見が行なわれた。

 12球団監督会議では「今シーズンの日程」の確認に加え、「野球規則の改正」で「大谷ルールのNPBでの適用」、「サスペンデッドルールの改正」をテーマに話し合ったという。大谷ルールに関しては、来週23日の実行委員会での決定をもって、NPBで適用されるか否かが確定する。

 またプロ野球の魅力の向上を目指し、監督同士でフリートークを実施。座長を務めた岡田彰布監督(阪神)は、「引き分けでファンが納得するのか」という議題を例に挙げ、賛否両論の意見を明かした。

 2020年9月4日の広島対DeNAでは打撃戦となり12対12という2桁の引き分けがあったが、これを受けて「決着をつけようと意見が監督から出ました」と話す一方、実現するうえでの課題も口にした。
 
「僕の意見ですが、引き分けも戦術のうちかなと話はさせてもらった。帰宅の公共交通機関の時間もあるので、その辺難しい部分もあります」

 野球界を盛り上げるうえで、試行錯誤しているプロ野球。それでも3月末に開幕するシーズンに向けて準備は着々と進んでいるようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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